1: Egg ★@\(^o^)/ 2015/10/17(土) 22:40:44.89 ID:???*.net
阿部の唇は怒りでかすかに震え、足早にその場を去ってバスへ――。
 
G大阪戦後、浦和の阿部勇樹は珍しく怒りを露わにした。その原因は試合後の"ある質問"にある。

G大阪に1-2で敗れた浦和は、第2ステージ優勝から遠のき、年間順位でも1位から2位に後退。
近年の終盤戦でチームが失速傾向にある事実を踏まえ、テレビ取材でこんな質問が飛んだのだ。

――チームは終盤になると下降線を辿るなか、今季もまた下降線に入っていると思いますが、現状をどう思っていますか。

それまで冷静に試合を振り返っていた阿部が、一瞬「え?」という表情を浮かべ、
「ちょっともう一度いいですか」と聞き返す。同じ趣旨の質問を再び投げかけられると、顔色を変え、語気を強めた。

「別にそう(下降線に入っていると)は思っていないし、そう思われる方がいっぱいいてもいいんじゃないでしょうか。それを覆していくのが僕たちなので」
唇は怒りでかすかに震えていた。この直後、足早にその場を去ってバスへと向かう。歩きながら、今度は記者陣に胸中を明かした。

「(ああやって)言われると燃えるし、あの質問は正直、頭に来た。でも、それを覆すのが僕たちの責任だと思うので、しっかりプレーで見せないといけない。そういうプライドもあるので」
その後はG大阪戦の内容について語り、徐々に穏やかな口調へと戻っていく。一度は溜飲が下がったかに見えたが、やはり"あの質問"が心のどこかに引っかかっていたのだろう。そこから"頭に来た理由"を一気に語り出したのだ。

「やるしかないないでしょ。特に次が大事になる」(阿部)
 
阿部の回答はこうだ。

「あの質問はちょっと聞き方が違うんじゃないかなと。「『過去(の終盤戦)は下降線を辿っていたけど、どう考えてますか』だったらまだ分かるけど、今現在で『下降線に入っていると思うのですが』と言われたので。こんなことは初めて。そう言われてしまう状況なのが悔しい。必ず見返してやろうかなと思いますよ」

そこまで語ると阿部は一呼吸置き、再び言葉を紡いだ。

「やるしかないでしょ。別に過去のことであれば『そうですね』と言えるけど……今現在でそう言われるとね」

もっとも、G大阪戦の敗戦は重く受け止めており、遠路駆け付けた多くのサポーターへの気遣いも覗かせた。

「勝利を目指していつでもやっている。悔しい気持ちは選手たちも持っている。僕たちと同じぐらい、今日来ていた(浦和サポーターの)もみんなにも悔しい想いをさせてしまったと思う。
それは申し訳なかった。上位陣との対戦が続くし、特に次が大事になる」

必ず見返してやる――。「じゃあ」と言って会場を後にした阿部の背中は、そんな強い想いを醸し出していた。

SOCCER DIGEST Web 10月17日(土)22時17分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151017-00010019-sdigestw-socc

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