1: YG防衛軍 ★ 2016/05/31(火) 21:33:56.72 ID:CAP_USER9

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誰がユベントスを止められるか――2015~2016のセリエAの一番の注目点はまさにそこだった。

セリエAのこれまでの優勝チームのデータを眺めていると、ある一定の法則があることに気づく。
ユベントス、もしくはミラン、インテルといったビッグチームの一つが数年間勝利を続けたあとに、
単発でその他のチームが優勝し、また次の強豪チームの連覇が始まる。

 昨季までユベントスは4年連続優勝を果たしていた。チームが長く勝ち続けると心身の両面で疲弊はまぬがれない。
そろそろ一つのサイクルが終わるのではないか――そう考える者も少なくなかった。
その予兆は開幕前からあった、これまでのユベントスの圧倒的な強さを支えてきたアンドレア・ピルロ、
アルトゥーロ・ビダル、カルロス・テベスといったそうそうたる選手たちが、一挙にチームを離れたのである。

 実際に開幕してからのユベントスはこれまでのシーズンとは明らかに違っていた。
いきなり初戦、2戦目を落とし、やっと白星をあげたのは第4節。常勝チームにはありえないスタートであった。
中心選手が抜けた穴は大きく、それを埋めるべく新たに獲得した選手たちは不調。
食いつないできた前任監督アントニオ・コンテの遺産もついには尽き、誰もがもうユベントスの連覇はないと確信した。

 そう、本来ならば確かにユベントス時代は終わっていただろう。
10節でトップから12ポイントの差がついてしまっていれば、それを巻き返すのは、まず不可能に近い。
これまでユベントスをどうしても越えられなかったライバルチームたちに、
スクデットを手にする大きなチャンスが与えられたわけだ。

 しかし――ライバルたちは誰もそのスキにつけ込むことはできなかった。

 アンチ・ユベントスとして今シーズン一番期待されていたのはローマだった。
ローマは昨年、一昨年と常に2位につけている。ロマニスタは熱いことで有名だが、
2年のお預けを食ったあとの「今年こそは」という思いはとても強かった。
しかし強すぎるがゆえに、結果が出ているときはいいが、少しでも失敗すると痛烈な批判を浴びることになる。

 その期待とプレッシャーが監督のリュディ・ガルシアを追い詰めてしまった。
チーム幹部からも見捨てられ、ついには解任。相変わらずの内部のごたごたは、確実にチームの力を削ぎ落としていった。
ただ、後任が、ローマという特殊なチームを知っているルチアーノ・スパレッティだったことは幸運だった。
おかげで、ユベントスには追いつけなかったものの、大きく順位を下げることもなかった。

続きは↓の記事から
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160531-00010004-sportiva-socc

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