1: ネギうどん ★ 2021/04/15(木) 13:04:18.02 ID:CAP_USER9
 21世紀に現役時代を過ごしていたら、ヨーロッパでプレーしていただろう。それだけではなく、5大リーグで得点王を争っていたかもしれない。4月15日に77歳の誕生日を迎えた釜本邦茂は、間違いなく日本サッカー史上最高のストライカーだ。

1試合平均で「0.805点」 ケタ違いの得点率
 1968年のメキシコ五輪でアジア人初の得点王を射止め、銅メダル獲得の立役者となった。日本サッカーリーグ(JSL)では、得点王に7度も輝いている。

 JSLでの得点率はケタ違いである。251試合出場で202ゴールを決めた。1試合平均で0.805点になる。

 4月13日時点でJ1リーグ最多得点の大久保嘉人(セレッソ大阪)は0.416、同2位の佐藤寿人は0.399、同3位の興梠慎三(浦和レッズ)は0.355である。中山雅史は0.442、カズこと三浦知良(横浜FC)は0.426で、小林悠(川崎フロンターレ)は0.419だ。釜本の得点率が、驚異的だったことがうかがえる。

 日本代表の国際Aマッチでは、76試合出場で歴代1位の75ゴールをマークした。格下相手に得点を稼いだ試合もあるが、PKによる得点はひとつもない。通算55点で歴代2位のカズが、PKで9点を上積みしているのとは対照的だ。

 さらに言えば、釜本が代表で稼働した60年代から70年代は、クラブチーム相手の試合が多かった。現在のように日本代表の活動が国際Aマッチで統一されていれば、通算得点は100を超えていただろう。

「点取るポジションの人は余計なことをせんでええ」
 かくも圧倒的な数字を残してきたのだ。釜本の言葉には説得力がある。ストライカー論では、本質にズバリと切り込む。

「相手の攻撃になった局面で、こっちに強烈なFWがいたら、守備側はひとりじゃなくてふたり残すでしょ。ふたり残すことができるなら、そのFWは守備に戻らなくてもいい。相手の圧力になっているんだから。いまのFWは守備のスライディングもよくするけど、僕なんてしたこともない。これは僕らの時代の古い考え方かもわからんけど、点取るポジションの人は余計なことをせんでええ。そのかわり、点取らなあかん。チームのために守備をする力の何割かを、得点を取ることに向けてええんちゃうの、と思うね」

 自分が取るというメンタリティは、FWなら誰もが持っているはずである。「それはそうやろ」と釜本も頷くが、「問題はその気持ちが弱いのや」と続ける。

「FWは痛がっちゃいけない。蹴とばされても平気な顔をしないとあかんのですよ。そりゃ痛いですよ。でも、DFに痛い顔を見せたらあかん。僕はね、自分をマークする選手には、『いつまでも後ろからガツガツやっとったら、俺が後ろに回ったら絶対にやっつけるからな』と言っていた。それぐらいの気持ちでやらないと、ゴール前では戦えないですよ」 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d476cad25120039cc2fc90b94915da229557cec

引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1618459458/

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