◆ＡＣＬ◆上海上港に敗戦のＦＣ東京監督城福浩「受け入れがたい」

◆アジア・チャンピオンズリーグ　▽決勝トーナメント１回戦　Ｆ東京０―１上海上港（２４日・上海体育場）

　Ｆ東京が、決勝トーナメント１回戦第２戦で、上海上港（中国）に０―１で敗戦した。第１戦との合計は２―２で並んだが、アウェーゴールの差で敗退が決定。１２年に広州恒大（中国）に敗れた時と同じくベスト１６で大会から去ることになった。

　序盤から勝たなければ突破できない相手の猛攻にさらされた。中国代表ＦＷ武磊とアルゼンチン人ＭＦコンカを中心とした厚みのある攻撃に苦しんだが、ＧＫ秋元が好セーブを連発し、前半を無失点でしのぎ切った。後半も体を張った守備で耐え続けると、同３９分には日本代表ＤＦ丸山を投入し、今回のために準備してきた５バックで対応。だがロスタイムに突入した瞬間、ＦＷエウケソンのシュートをＧＫ秋元がはじいたボールが、武磊の目の前に転がり、無情にも決勝点を許した。

　試合後、城福浩監督（５５）は「受け入れがたい結果になってしまった。彼ら（選手）とアジアの舞台でもっと戦いたかった。今はその思いしかないです」とうな垂れた。ＤＦ森重主将は「こういう大事な試合で勝ちきれないのが自分たちの弱さ。ＦＣ東京、そして自分自身の力のなさを感じました」と悔しさをにじませた。