◆日本代表◆岡崎慎司、６月キリンカップ…“凱旋”試合に問題浮上！（頭の上でいろいろなことが起こりすぎ）

イングランド・プレミアリーグで奇跡の優勝を成し遂げたレスターの日本代表ＦＷ岡崎慎司（３０）の“凱旋試合”で、ハリルジャパンがジレンマに陥りそうだ。

　優勝に大きく貢献した岡崎は、オフに入っても大忙し。１６日に優勝パレードを行った後、１７日からはオーナーのバイチャイ・スリバッダナプラバ氏の母国タイへ優勝旅行を兼ねたツアーに参加。来週半ばに帰国する見込みだが、休む間もなく２４日から千葉県内で始まる日本代表の欧州組合宿に途中合流する。

　そうした過密スケジュールをバヒド・ハリルホジッチ監督（６３）も心配しており「シーズン終わりであり、メンタルも疲労している。なので体を休ませる選手もいる。特に岡崎。今年は頭の上でいろいろなことが起こりすぎて、ようやく空中から地上に降りてくる。時間が必要だ」と、独特の言い回しで休養優先を示唆した。

　岡崎は心身ともに疲弊しており、今後は故障のリスクを避けるため慎重に状態を見極めていく考え。６月のキリンカップ（３日＝豊田、７日＝吹田）はハリルジャパンが初めて欧州の国々と戦う重要な強化の場だが、世界中に名が知れ渡った岡崎は厳しいマークにあう可能性もある。実力を試す必要もないため、状況次第ではキリンカップの出場を見送る可能性もあるのだ。

　一方で、５年ぶりに復活したキリンカップを成功させるには、ミラクルＶを果たした岡崎の“凱旋”が最大の目玉。スポンサーや中継局、サポーターは、岡崎がプレーする姿を切望している。在京Ｊクラブ関係者も「今の状況で岡崎が出ないとかは、あり得ないんじゃないか」と指摘する。

　ハリルホジッチ監督は、岡崎のためにはもちろん９月から始まるＷ杯アジア最終予選を見据えて“リフレッシュ案”を検討するが、今大会は一躍「時の人」となったストライカーの凱旋試合でもある。

　果たして岡崎の出番はあるか。

⇒＜６月キリンカップ＞岡崎“凱旋”試合に問題浮上（東スポ）