1: YG防衛軍 ★@無断転載は禁止 2016/05/17(火) 14:00:06.69 ID:CAP_USER9
奇妙な光景だった。ハノーファーのスタジアムに隣接されたファンショップで、酒井宏樹が自ら所属するクラブのグッズを買い求めていた。見つからない商品の場所を訊ねられた店員は、驚いた表情を浮かべた。別のところで作業していた店員や買い物中のファンも酒井に気付き、記念撮影を求めにやってくる。酒井がすっかりハノーファーの人々から認知されたことがうかがえるシーンだった。

■ハノーファー降格決定。清武弘嗣、酒井宏樹、山口蛍はどうなる?

シーズン最終戦を週末に控えた火曜日、酒井宏樹に話を聞くためにハノーファーの練習場を訪れた。しかし、負傷中で前節のメンバーから外れた酒井はグラウンドで行なわれているチーム練習には参加せず、スタジアム内の施設で治療と個別メニューをこなしただけで練習場を後にした。

取材を諦めて帰路に就こうとしたとき、ファンショップに入っていく酒井の姿を目にして後を追った。買い物中の酒井に迷惑を承知で声を掛けると、「買い物中でもいいんですか?」と快諾してくれた。これまでにもハノーファーの練習場には何度も足を運んだが、酒井はそのたびに丁寧に話を聞かせてくれた。

「親にグッズを頼まれているんですよ。今年で契約が切れるので」

今季終了後、契約満了となる酒井は4年間在籍したハノーファーを去る。ハノーファーから契約延長の申し出はあるが、来季2部で戦うことになるクラブも、酒井の希望が他クラブへの移籍にあることは理解している。ブンデスリーガ1部で実績を残し、移籍金なしで獲得できる酒井のもとにはいくつもの打診が届いている状況だ。

酒井のハノーファーでのラストシーズンは、ひと足早く終わりを迎えていた。3カ月ほど前から太ももの裏に違和感があったが、残留の可能性が残っているあいだは全力で戦ってきた。しかし、チームの降格が決まると無理してプレーをする必要がなくなり、監督からは出場を求められたが、クラブも無理はさせられなかった。

「長かったですね。カップ戦とヨーロッパリーグも入れて100試合以上に出させてもらって、最初のクラブがここでよかったと思います。何回も苦しい戦いをしてきましたけど、それも含めてよかったと思えるのは自分にとっていいことだと思いますし、4年間戦ったうえで契約延長のオファーをもらえたことはすごくうれしかったです」
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160517-00010002-sportiva-socc

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