1: 2020/12/01(火) 06:08:08.62 ID:CAP_USER9
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ボタフォゴは歴史的な苦境にある

本田のツイッター投稿がブラジルで物議を醸している。

 私が日本の雑誌や新聞に記事を書くようになってから20年以上が経つ。その間何度も日本に行ったし、そのサッカーの著しい成長を目の当たりにもしてきた。だから本田圭佑がボタフォゴに来ると知った時、私はとても嬉しかった。ついに日本の選手がブラジルのトップチームでプレーする日が来たと――。

しかし11月28日、本田のツイッター投稿に、正直がっかりしてしまった。

「数日中に納得できるような説明をしてくれなければ、僕はチームを去ることも視野に入れるだろう」

 ボタフォゴはいま、その長い歴史の中でも最も危機的状況にある。順位は下から2番目、勝ち試合の数は3と20チーム中最も少なく(最下位のゴイアスと同数だが、ゴイアスは1試合少ない)、監督は次々と変わり、結果を出せないチームにサポーターは激怒している。

 財政的にも苦しく、選手への支払いも遅れている。まさに沈みかかった船である。そしてキャプテンでもあり、チームで最も経験豊かな本田はこの船の船長だ。その船長が真っ先に船を見捨てようとするのか?

 たしかに現在のボタフォゴの運営は最悪だ。本田の言っていることはいちいちもっともだ。誰もその内容には反論しない。問題はそれをこう言う形で吐露してしまったことだ。わざわざSNSで発信する必要があったのだろうか。

 いろいろ不満もあろうが、それをぶちまけてみても、チームはより混乱するばかりである。彼を手本にしてきた若手選手たちはどう思うか。ここはぐっと我慢し仲間を鼓舞するような言葉を投げかけるのが真のキャプテンというものではないだろうか。

「セリエAに残るためこの後のすべての試合に勝とう」
「決してあきらめず最後の最後まで戦おう」

 皆が期待していたのはそんな言葉だったはずだ。

 この1月、ボタフォゴのサポーターは本田を英雄として迎えた。しかしそれから9か月経つが、本田はまだピッチでは何もしていない。キャプテンとして低迷するチームを救うような活躍を見せたわけではない。にもかかわらず、「チームは自分を納得させるべき」というのは、あまりに自分本位ではないだろうか。

 どんなスター選手だってそんなことは言わない。ズラタン・イブラヒモビッチなら言うかもしれないが、彼はそれだけのことはピッチでやって見せている。

 何か問題があったら、さっさと逃げ出しなさい。日本の英雄が、子供たちにそう教えるのか?

「日本人というのは、なにか問題があってもぐっと我慢し、外に苦しい顔を見せず、黙々と解決に向け頑張る国民なのかと思っていたよ」

 私のある友人はがっかりしたように話していた。そう感じたのは彼一人だけではないだろう。日本好きの私はそれが残念でたまらない。本田は自分がブラジルでの日本の“顔”であることも忘れないでほしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/97ed0509dfdd4f15643461c8f56eb0b01aa1137f
12/1(火) 5:47配信

2: 2020/12/01(火) 06:08:19.66 ID:+y1SsaYS0
「身体はリオにあっても、頭は日本にあるような錯覚を覚える」
 自分が出て行くと脅すことで、クラブ運営の拙さを知らしめる目的があったのかもしれない。しかしそれならばチーム内部で言えばいいことだ。あえて外にむかってチームの問題を公表すべきではない。唯一それが許されるのは、チーム幹部に再三訴え、それでも聞き入れてもらえなかった時の本当の最終手段だ。

 もう一つ本田のSNSの功罪は、微妙に問題がすり替わってしまったことだ。本来ならば、
ボタフォゴ幹部の運営の酷さが糾弾される時なのに、本田の発言のおかげでメディアや人々の目は彼に移ってしまった。「本田の発言は有りか無しか」ばかりが取りざたされるようになってしまったのだ。

 ボタフォゴのサポーターはこれまでずっと本田を愛してきた。「いつか彼はやってくれる」と信じてきた。しかしこれまでの彼の行動を見ると、そのすがるような熱い気持ちがわかっていないような気がする。時に身体はリオにあっても、本田の頭は日本にあるような錯覚を覚えるのだ。以前にも「オリンピックで日本代表としてプレーするためにボタフォゴで頑張る」と堂々と発言し、ブラジル人を鼻しらけさせたが、結局のところやはりそれが本心だったのか。

 彼のSNSを見ると、ボタフォゴやブラジルに関するつぶやきはとても少ない。ブラジルに来て1年近くが経つというのに、彼がポルトガル語でサポーターに直接話しかけることはほとんどない(先日の長いツイートが唯一と言ってもいい)。発言はいつも多くのブラジル人が理解できない英語か日本語で、サッカー以外の活動も忙しそうだ。日本でビデオゲームのリアルバージョンチームを作ったり、仮想通貨を出したり……。

 しかし、忘れないでほしい。君は、今はまだボタフォゴの選手だ。

 翌日、本田はまた新たにツイートした。

「昨日の発言を謝る気はない。これはとても重要なことだからだ。僕はただの従業員ではなく、パートナーだ」

 もし彼が本気でそう思っているのならば、もう少しボタフォゴに集中し、この窮状にある伝統のチームを本気で助けてやってほしい。

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。

3: 2020/12/01(火) 06:09:56.74 ID:0myvsJ1A0
金貰えないのにいる理由ないやろ

4: 2020/12/01(火) 06:10:04.12 ID:OD0v5kFX0
船長は監督じゃねえの

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