現地ベテラン記者「ゲッツェの復帰と香川の放出はイコールではない」 (SOCCER DIGEST Web) - Yahoo!ニュース

香川もドルトムントから移籍するのか!?ゲッツェの復帰の影響は…

ヨーロッパリーグ準々決勝でドルトムントがリバプールに敗れた後、ドイツではこんな議論が繰り広げられた。

「この敗戦は、ドルトムントに悪影響を与えるか?」  

あれから2週間、多くのファンが「あの敗戦は良い方向に転がった」と言っている。  

そうした答えを導き出したのは、リバプール戦後のドルトムントが、30節のハンブルク戦、DFBカップ準決勝のヘルタ・ベルリン戦、31節のシュツットガルト戦の3連戦をいずれも3-0で快勝したからだ。私自身、3戦3勝は予想できたが、3試合すべてで完勝を収めるとは思ってもみなかった。  

喜ばしいのは、香川真司がこの3試合のいずれも先発フル出場したことだ。「それぞれの負担を調整しなければならない」という言葉をたびたび口にし、積極的にターンオーバー制を採用するトーマス・トゥヘル監督のやり方を考えれば、予期できなかった。  

それ以上に特筆すべきは、香川がいずれの試合でも素晴らしいパフォーマンスを見せたことだ。とりわけヘルタ・ベルリン戦はマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍で、チームを3年連続のDFBカップ決勝に導く立役者となった。バイエルンに5-2で勝った2011-12シーズン以来の優勝をもたらすのは、この男かもしれない。  

フンメルス以外に去就が注目されているのが、イルカイ・ギュンドアンとヘンリク・ムヒタリアンだ。前者は退団が濃厚で、後者は契約延長(17年まで)が有力と言われている。  

では、香川は残留するのか? マリオ・ゲッツェは帰ってくるのか? これらの疑問が5月21日のDFBカップ決勝の前に解決されることはないだろう。いずれにせよ確かなのは、ゲッツェが市場に出れば獲得に動くとヴァツケCEOが宣言している点だ。  

ゲッツェのドルトムント復帰の可能性は低くない。ただし、それは香川の放出とイコールではない。トゥヘル監督のここ数週間の采配から香川に信頼を置いているのは明らかで、その期待に香川はしっかりと応えている。  

ハンブルク戦では、南側のスタンドで香川のチャントが鳴り響いた。サポーターの声援が、上り調子の彼をさらに鼓舞するかもしれない。

文:マルクス・バーク翻訳:円賀貴子

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