1: 2016/04/29(金) 03:31:49.07 ID:CAP_USER9.net
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランの惨状は、イタリアにおいても多くの注目を集めている。   

そして、イタリアサッカー界の大御所解説者は「ミランは全てがギャグ漫画のようだ」と一刀両断にしている。

ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が、イタリア国営放送「RAI」で1986年から2002年までワールドカップの専属解説者を務めるなど、長年サッカー解説者として活躍しているブルーノ・ピッツル氏にインタビューを実施している。

 25日の敵地ベローナ戦で1-2と敗れた試合を受けて実施されたインタビューは、冒頭から舌鋒鋭いピッツル氏による批判でスタートしている。

「もしミランにドンナルンマがいなければ、最下位でもう降格が決まったベローナに8点取られていたではないか。チームはなく、意志もなく、グループもなく、リーダーもいない。ブロッキだって何を言えばいいか分からないだろう。取り巻く状況に多くの混乱が存在しているし、選手も混乱している」

 17歳の新鋭守護神がファインセーブ連発で6点を防いだとして、最下位でセリエBに降格が決まったベローナ(試合時点では残留の可能性があった)に、記録的な大敗を喫していてもおかしくなかったと酷評した。

ピッチ上には足りないものだらけであり、クリスティアン・ブロッキ監督にとっても“処置なし”の状況にあると分析している。その原因は、チームの周辺から巻き起こされているとも話した。


「ミハイロビッチを呼び戻すしか…」

「もはや、ミランは全てがギャグ漫画のようだ。彼らの背中には、彼らを笑いものにしている人間がたくさんいるのだよ。ブロッキに救世主の役割を期待したのかもしれないが。今、どうするか? ミハイロビッチを呼び戻すしかないのではないか。これは、不条理で逆説的だと言われるのかもしれない。外からは何とでも言えるし、笑いものにすることだってできる」

 解任時点で5戦未勝利だったシニシャ・ミハイロビッチ前監督だが、シーズン序盤の不振から立て直してチームにバランスをもたらしていたセルビア人指揮官の更迭を「ギャグ漫画である」と断罪した。そして、現状の解決策は「ミハイロビッチを呼び戻すこと」と、クラブ首脳陣の決断を全否定している。

 そして、来季に向けて移籍市場でどうするべきかを問われたピッツル氏は、単年で100億円規模の赤字が見込まれる状況では打つ手がないと突き放している。

「この機能していないシステムの中で、移籍市場でできることなどない。ミランの財務諸表を見れば、そんな余裕がないことも分かるはずだ。出費を重ねていくには、状況が悪すぎる。クラブが選手を獲得するための金がない場合に、何かを推薦することなどできない。  

もし、それを解決するためにドンナルンマを売るなんてことになれば、ネガティブの象徴にしかならない。まあ、この壊滅的な状況はこんなところだ。私にも、これをどのようにしていけばいいかなんて言葉は見つからない」

 3月で78歳になった大御所解説者のピッツル氏の経験をもってしても、お手上げ状態とされてしまったミラン。漆黒の闇に包まれた凋落の名門には、どのような未来が待ち受けているのだろうか。

hamu

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160426-00010020-soccermzw-socc 
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