1: 久太郎 ★ 2020/07/18(土) 19:18:32.36
「明日には、日本中のテレビでこの映像が流されるだろう。昇格を決めた試合。オカザキ(岡崎慎司)の記念碑的なスーパーヒールシュートだ!」

スペイン大手スポーツ紙『アス』は、Webサイトのニュース記事にその映像を付け、そう見出しを打っている。

7月17日、リーガエスパニョーラ第41節。ウエスカは本拠地エル・アルコラスにヌマンシアを迎え、岡崎の得点などで3-1と下している。この勝利で、自動昇格圏の2位以内が確定。昨シーズン、1部から降格したが、1年で戻ることが決まった。

1部昇格を自らのゴールで祝した岡崎慎司(34歳)のスペイン挑戦1年目とは――。

岡崎はウエスカのエースとして、昇格の決め手になっている。36試合出場、12得点。チーム得点王で、数字も文句なしだ。

昇格を決めたヌマンシア戦のゴールは、その真骨頂だった。

77分、右サイドに出たパスに走り込んだ味方FWラファ・ミルとの呼吸を合わせる。岡崎自身もゴールへ向かって走りながら、一度ファーに逃げるような動作で敵の裏をとる。そして一瞬で、ニアサイドにスペースを見つけ出す。折り返してきたボールは体の後方に流れたが、体を柔らかく畳み込んで右足のかかとに当て、コースを変えてネットを揺らした。

「Listeza」(利発さ、鋭敏さ)

岡崎の特徴は、スペインではしばしばそう語られる。ゴールに向かって、明快なプレーができる。サッカーは人とボールが絶え間なく動き、スペースが広がったり、狭くなったりするスポーツだが、その中で正しい選択ができる。味方の癖を見抜き、敵の弱点をついて、空間を正しいタイミングで動くことができる。準備の時点で、ほとんど勝利=ゴールしているのだ。

しかし、岡崎はエゴイストではない。周りの選手のよさを引き出すことができる。日本では「がむしゃら」「泥臭い」「献身的」と括られるが、スペインの識者の間では、表現は「スマート」「賢い」「美しい」と語られる。その利発さによって、どんなチームでも、どんなチームメイトとも呼吸を合わせられるのだ。
2020-07-18_21h27_40
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd5fc0aa2db94bae794f063701287c7513fbdd4c

>>2以降に続く

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