◆UEFA-EL◆香川の交代は誤りだったのか?クロップリバプールの「熱」に屈したドルトムント
1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/04/15(金) 21:29:36.45 ID:CAP_USER*.net
4-3。
UEFAヨーロッパリーグ準々決勝、リヴァプール対ドルトムントのセカンドレグ(第2戦)は、『クロップダービー』の名に恥じない、壮絶な打ち合いになった。たしか“3点”は、サッカーの試合におけるセーフティーリードとされたはずだが、そのような常識も、クロップとアンフィールドが発する呆れるほどの熱量の前では無力だったのか。
ドルトムントは、前節シャルケ戦でファンタジックなループシュートを決めた香川真司を先発メンバーに加えた。2戦合計180分の前半にあたるファーストレグこそ、守備的に戦ったドルトムントだが、セカンドレグでは香川をトップ下に置く4-3-3を用い、攻撃に舵を切った。
試合開始から9分間で、ヘンリク・ムヒタリヤンとエメリク・オーバメヤンがゴールネットを揺らし、ドルトムントが2点を先行。リヴァプールは早々とアウェイゴールを2点許し、逆転するには“3点”が必要に。いきなり苦しい状況に追い込まれた。
そのリヴァプールの1トップは、ファーストレグに続き、ダニエル・スタリッジではなく、ディボック・オリギが先発。裏へ飛び出す動き、スピードとパワーに長けたベルギー代表FWを置いた。オリギが飛び出し、それに続いて2列目からララーナ、フィルミーノらも飛び出す。単発に終わらない、“飛び出しの連鎖”がドルトムントを襲った。
しかし、ファーストレグでオリギに飛び出しの恐怖を植え付けられたドルトムントは、同じ轍を踏まず、警戒心を強めて対応した。前半はリヴァプールにポゼッション率58%とボールを握られるも、被枠内シュートは0。裏のスペースをしっかりと守り、決定的なシーンを作らせなかった。
ところが、その次にリヴァプールがターゲットを定めたのが、ドルトムントの中盤の底のスペースである。後半開始直後の48分、リヴァプールは中盤からエムレ・ジャンがワンツーでカストロとヴァイグルを抜き去って相手の中盤の底へ侵入。ドルトムントの最終ラインが足を止めた瞬間、スルーパスを送り、オリギが1点を返した。
ドルトムントはゴンサロ・カストロが前掛かりになり、1人残ったユリアン・ヴァイグル周辺のスペースが空きやすい。リヴァプールにとって、セカンドレグでは、この中央を突く攻撃が最も効果的だった。ところが、反撃ムードもつかの間。リヴァプールは57分にマルコ・ロイスに追加点を食らい、1-3と突き放され、終始3点を追う展開に広げられてしまう。
意気消沈してもおかしくないロイスの一撃だったが、しかし、直後の62分、クロップがこの試合でベストの一手を打つ。フィルミーノとララーナに代えて、ジョー・アレンとスタリッジを投入。システムを中盤ダイヤモンド型の4-4-2へ。スタリッジとオリギが2トップを組み、トップ下にコウチーニョが入る。
狙い所であるヴァイグル周辺のスペースに、最も調子の良いコウチーニョを置き、さらにドルトムントを攻め立てる。21分、コウチーニョはミルナーとのワンツーでヴァイグルをかわし、得意のミドルシュートを叩き込んだ。これで2-3。まだわからない。
クロップ采配が見事に当たったコウチーニョのゴール。終盤にセットプレーの2発を呼び込むことになる、この試合で最も重要なゴールだった。
UEFAヨーロッパリーグ準々決勝、リヴァプール対ドルトムントのセカンドレグ(第2戦)は、『クロップダービー』の名に恥じない、壮絶な打ち合いになった。たしか“3点”は、サッカーの試合におけるセーフティーリードとされたはずだが、そのような常識も、クロップとアンフィールドが発する呆れるほどの熱量の前では無力だったのか。
ドルトムントは、前節シャルケ戦でファンタジックなループシュートを決めた香川真司を先発メンバーに加えた。2戦合計180分の前半にあたるファーストレグこそ、守備的に戦ったドルトムントだが、セカンドレグでは香川をトップ下に置く4-3-3を用い、攻撃に舵を切った。
試合開始から9分間で、ヘンリク・ムヒタリヤンとエメリク・オーバメヤンがゴールネットを揺らし、ドルトムントが2点を先行。リヴァプールは早々とアウェイゴールを2点許し、逆転するには“3点”が必要に。いきなり苦しい状況に追い込まれた。
そのリヴァプールの1トップは、ファーストレグに続き、ダニエル・スタリッジではなく、ディボック・オリギが先発。裏へ飛び出す動き、スピードとパワーに長けたベルギー代表FWを置いた。オリギが飛び出し、それに続いて2列目からララーナ、フィルミーノらも飛び出す。単発に終わらない、“飛び出しの連鎖”がドルトムントを襲った。
しかし、ファーストレグでオリギに飛び出しの恐怖を植え付けられたドルトムントは、同じ轍を踏まず、警戒心を強めて対応した。前半はリヴァプールにポゼッション率58%とボールを握られるも、被枠内シュートは0。裏のスペースをしっかりと守り、決定的なシーンを作らせなかった。
ところが、その次にリヴァプールがターゲットを定めたのが、ドルトムントの中盤の底のスペースである。後半開始直後の48分、リヴァプールは中盤からエムレ・ジャンがワンツーでカストロとヴァイグルを抜き去って相手の中盤の底へ侵入。ドルトムントの最終ラインが足を止めた瞬間、スルーパスを送り、オリギが1点を返した。
ドルトムントはゴンサロ・カストロが前掛かりになり、1人残ったユリアン・ヴァイグル周辺のスペースが空きやすい。リヴァプールにとって、セカンドレグでは、この中央を突く攻撃が最も効果的だった。ところが、反撃ムードもつかの間。リヴァプールは57分にマルコ・ロイスに追加点を食らい、1-3と突き放され、終始3点を追う展開に広げられてしまう。
意気消沈してもおかしくないロイスの一撃だったが、しかし、直後の62分、クロップがこの試合でベストの一手を打つ。フィルミーノとララーナに代えて、ジョー・アレンとスタリッジを投入。システムを中盤ダイヤモンド型の4-4-2へ。スタリッジとオリギが2トップを組み、トップ下にコウチーニョが入る。
狙い所であるヴァイグル周辺のスペースに、最も調子の良いコウチーニョを置き、さらにドルトムントを攻め立てる。21分、コウチーニョはミルナーとのワンツーでヴァイグルをかわし、得意のミドルシュートを叩き込んだ。これで2-3。まだわからない。
クロップ采配が見事に当たったコウチーニョのゴール。終盤にセットプレーの2発を呼び込むことになる、この試合で最も重要なゴールだった。
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