1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 22:08:13.72 ID:???*.net
パスで崩す右サイドと、ドリブルでえぐる左サイド。

 ネルシーニョ率いる神戸を2試合合計6-2と圧倒。鹿島が3年ぶり6度目のナビスコカップ優勝に王手をかけた。

 カシマが舞台となった第2戦は、前半から神戸が積極果敢に攻めに出る。だが、終わってみれば4-1。
第2ステージで首位争いを繰り広げる鹿島が、地力の差を見せつけた格好となった。

 4つのゴールを振り返ると、1点目と3点目がサイドアタックから生まれた。

 1点目は右サイドでのスローインから遠藤、赤崎と細かくつなぎ、ゴール前でフリーになった中村が
落ち着いて流し込む。

 3点目は左サイドの山本が好プレーを見せた。
 カウンターの縦パスから裏に抜けると、簡単には折り返さず、ドリブルでペナルティエリアに侵入する。
ボールはマーカーの岩波に奪われたが、その岩波が体勢を崩してゴール前の金崎に“アシスト”。
金崎の、この日2点目のゴールが決まった。

 単刀直入に敵の背後を取るのが鹿島の攻めの怖いところだが、中央を迂回するサイドアタックも
非常によく練られている。

 右サイドは左利きの遠藤が起点となり、ショートパスを巧みにつないでペナルティエリア奥深くに潜り込む。

 一方、左サイドはSBの山本が印象深い働きを見せている。
 大胆にタッチライン際を駆け上がり、そこからペナルティエリアを深くえぐることで好機を創り出す。
神戸との準決勝では敵地での第1戦でも、同じような形から山村の先制弾を演出した。

 パスで崩す右と、ドリブルでえぐる左。攻略法は異なるが、その狙いはペナルティエリア奥深くに
侵入するという点で一致している。それは敵の懐を取る、もしくは急所を突くと表現してもいい。
鹿島というチームは、この懐を取る術に長けている。ニアポストに近づくほど、ゴールの確率は高まっていく。

 精度の高い鹿島の攻めを見ていると、日本代表のサイドアタックは何とかならないものか、と言いたくなる。

 埼玉スタジアムでのカンボジア戦は、敵の懐を幾度となく取っているのに同じタイミング、
同じ球質のクロスを送るばかり。簡単に敵に弾き返されていた。これでは懐を取っている意味がない。

 鹿島のサイドアタックが高い確率でゴールにつながるのは、選手たちが懐を取った利点をしっかりと
理解しているからだ。ここを攻略すると、マークが勝手にずれていき、ゴール前の味方がフリーになる。
そのことを知る彼らは一本調子でクロスを上げたりせず、丁寧にラストパスを出す。

 練習時間が格段に違うとはいえ、この点では日本代表が鹿島に学ぶべきではないだろうか。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151012-00010001-sdigestw-socc

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