1: 砂漠のマスカレード ★ 2020/05/01(金) 06:35:51.24
新型コロナウイルスの影響で、日本中の飲食店が大きな打撃を受けている。大阪・箕面市内にある「CAZI CAFE」(カジカフェ)はサッカー元日本代表DF加地亮さん(40)の妻・那智さん(39)がオーナーを務めるカフェ。加地さん本人が勤務する人気店も例外ではなく、売り上げ7割減と苦境に立たされている。(取材・構成 長田 亨)

いつものにぎわいがなくても、加地さんは前向きに言葉をつないだ。「健康だったら、生きていれば何とかなる。頑張ろう、と思えるので」。開店前の検温やこまめな消毒を徹底。来店客との対面時はマスク姿で、てきぱきと仕事をこなす毎日だ。

古民家風のおしゃれな「CAZI CAFE」。オープン9年目にして、かつてない苦境に立たされている。普段は離れを含めた50席が満席になり、1週間でのべ500人が訪れる人気店だったが、加地さん本人が3月末に一時閉店を決断した。大阪府に緊急事態宣言が出された4月7日より早かった。

「感染が広がるまで、実はいつものようにお客さんが来てくださってました。ありがたいことですけど、もしここが感染源になったら…と思うようになって。楽しく、おいしく、人の健康、安全が一番なので。人を傷つけてしまう、健康を害してしまう場所になってはいけないですから」

社員やアルバイトに賃金を補償した上で2週間、営業を取りやめた。家賃などの固定費を含め、のしかかるものは重いが「それ以上に大切なものがある」と加地さん。那智さんらと知恵を出し合い、4月14日からテイクアウトのみで営業再開することを決定した。

和食中心の「本日のカジ弁当」(1000円)をメインに午前11時から午後2時まで販売。来客数は通常時の4分の1程度で、売り上げも約3割まで減ったが“密”を避けるために時短営業を優先した。当初は5月6日までだった店内営業の自粛は月末まで延長。新たに同7日から夜のテイクアウトを始める予定だ。

故郷・淡路島の淡路牛、玉ねぎを使った料理は、かつて加地さんがプレーしたG大阪の選手にも人気だ。「今は食べ物が一番の楽しみだと思うので。お母さんが助かるような、食卓の助けになるように提案もさせていただきたいですね」と那智さん。加地さんも「人のありがたみを感じています。安全で楽しい場所。みんなが楽しんで帰ってもらえる日が戻るように…」。多くのファンに力を与えてきた右サイドバックは、現役時代と変わらぬ情熱で懸命に踏ん張っている。

◆CAZI CAFE(カジカフェ)

▽住所 大阪府箕面市如意谷1の11の21(TEL072・721・3321)4月14日に公式インスタグラム開設

▽テイクアウト営業時間 午前11時~午後2時。7日から午後5時~7時も。(売り切れ次第終了、月曜定休)

◆加地 亮(かじ・あきら)1980年1月13日、兵庫・南あわじ市(旧西淡町)生まれ。40歳。滝川二高から98年にC大阪入団。大分、F東京、G大阪、米国のチバスUSA、岡山でDFとして活躍し、17年に現役引退。J1通算300試合3得点、J2通算199試合4得点。99年に世界ユース選手権(現U―20W杯)で準優勝。日本代表として国際Aマッチ64試合で2得点。06年ドイツW杯にも出場。家族は妻と1男2女。177センチ、75キロ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-04300264-sph-socc
5/1(金) 6:00配信
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