1: 靄々 ★ 2020/04/05(日) 00:44:27.30
イニエスタの後継者は? 世界サッカーをリードするMF

”メッシ・ロナウド時代”は、いつか終わりを告げる。今年、リオネル・メッシは33歳、クリスティアーノ・ロナウドは35歳。肉体は衰えるのだ。

十代の選手が、その後を継ぐことになるだろう。新時代の主役は誰か?中盤で世界最高と言われたのは、シャビ・アロンソ、アンドレス・イニエスタだが…。

ネクスト・カゼミーロ
〇アンカー(DFとMFをつなげ、重しとなり、チーム全体のかじを取る)

このポジションで期待されるのは、フランスU―20代表エドゥアルド・カマビンガ(レンヌ、17歳)だ。

カマビンガは、アフリカ系選手独特の体の使い方とリズムが特徴的。体をくねらせ、関節を外すように足を延ばし、ボールを絡めとる。奪った後、持ち上がるダイナミズムも長所だろう。カウンタータイプのチームで、至高の仕事ができる。同胞のフランスとしては、かつてのマケレレ、あるいはカンテに近いか。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督も、カゼミーロの後継として熱望していると言われる。

もう一人、スコットランドU―21代表のビリー・ギルモア(チェルシー、18歳)も面白い。小柄な選手だが、相手を外すだけの技術とスピードと度胸がある。最大のセールスポイントは、ロングパスの精度か。世界有数のセンターハーフとして名を鳴らしたフランク・ランパード監督が高く評価し、デビューさせていることが才能の証左だ。

今シーズンの殊勲者
〇センターMF(中盤全域を制圧しつつ、攻守のバランスを取る)

今シーズン、最も目覚ましい活躍を見せているMFは、ウルグアイ代表フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード、21歳)だろう。

バルベルデはアンカー、ボランチ、攻撃的MF、どのポジションもこなせる。Todo Terreno(四輪駆動)と言われるタイプのMF。身体的に屈強で、とにかく1対1で負けない。際立った戦闘力によって、どのポジションでも起用できるのだが、やはりディフェンスラインの前にいるときの存在感は群を抜いているか。

無名ながら楽しみ
〇インサイドハーフ(4-3-3の布陣で、攻守の両輪となるような動きをする。サイド、中央、さらにゴール前まで動き、プレーを作り出す)

スペイン人ロベルト・ナバーロ(レアル・ソシエダB、17歳)は、世界的には無名だろう。レアル・ソシエダでは、トップデビューも飾っていない。しかし今シーズン、現役時代に世界最高のMFだったシャビ・アロンソの指導を受け、著しい成長を遂げている。

そのボールタッチの良さは出色。FCバルセロナの下部組織ラ・マシアで育てられただけに、基本が違う。久保建英の一つ下の世代。トップに昇格せず、2018年7月、モナコとプロ契約を結んだ。同シーズンはティエリ・アンリが監督を務め、16歳だったナバーロはトップでの試合に抜擢されている。チーム史上最年少デビューだった。

ボールコントロール、ターンは芸術性すら感じさせる。アンドレス・イニエスタに最も近い十代かもしれない。アンリ監督が昨年1月に解任された後で出場機会を失い、レアル・ソシエダに新天地を求めたが、そのセンスは白眉だ。

スペイン代表ではデビュー戦でゴールを決めたダニ・オルモ。(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)
no title
https://news.yahoo.co.jp/byline/komiyayoshiyuki/20200404-00170797/
4/4(土) 11:00

>>2に続く

続きを読む