1: 砂漠のマスカレード ★ 2020/03/04(水) 06:52:55.14
本田が掲げた「2つの挑戦」とは?

空港に押し掛けるサポーター、数日で売り切れる4番のユニホーム……。本田圭佑がリオに来てから、ボタフォゴ・サポーターの盛り上がりは凄まじかった。

本田自身も、SNSを使って頻繁にトレーニングやピッチ外の様子を発信し、期待は高まるばかりだった。

だがここにきて、元日本代表MFは“オウンゴール”を決めてしまったようだ。

その原因は、彼が「youtube」の自身のチャンネルにアップした動画にある。リオに到着した時から現在までをドキュメンタリー風にまとめたもので、本人が現在の心境を語っている。

その言葉によると、33歳のサムライ戦士は、「ふたつのこと」に挑戦しているという。ひとつは、キャリアの終わりに近づいているというイメージを払拭すること。そして、東京オリンピックに出場することだ。

ボタフォゴに加入して以来、本田はいいイメージを作り上げてきた。誠実で、モチベーションが高く、エネルギッシュ。練習には常に真剣に取り組み、日常生活も規律正しく、食生活もアスリートらしい。ポルトガル語も積極的に身につけようとしている。

しかし、熱狂的に歓迎したボタフォゴのサポーターにとって、この動画で発した言葉はどうにも納得できなかったのだ。

「ホンダは、ボタフォゴのためにここに来たのではないのか」

動画を見たブラジル人の多くは、そんな感想を持った。自分のイメージを変えるため、日本でのオリンピックに出場するために、ボタフォゴでプレーするのか。つまり、彼にとって俺たちの愛するクラブは、ただの“手段”に過ぎないのか……。
 
「ボタフォゴを勝利させるためにここに来た。我々が聞きたかったのはそんな言葉だ。それなのに、彼はオリンピックの代表入りをするためにやって来たという。正直言ってがっかりだ」

そう嘆いたのは、ボタフォゴに精通するフラヴィオ・バラタ・メッロ記者だ。

「本田は自分のやるべきことを知っている。彼を高く評価しているし、きっとボタフォゴのために最高の力を出してくれるだろう」

新監督のパウロ・アウトゥオリは、そう言って会見ですかさず助け舟を出したが、後の祭り。本田の動画に対するコメントは、否定的なそれで溢れている。

それも仕方のないことだろう。ボタフォゴはいま、数多くの問題を抱えている。組織的にも、経済的にも、そしてピッチでの成績も、すべてがうまくいっていない。

そんななかで、本田は救世主のように思われていた。きっとどうにかしてくれる。彼のデビューとともになにかが変わる――。ファンは、何をおいてもボタフォゴの再建を第一に考えてほしかったのだ。
2020-03-04_19h51_25
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200304-00070464-sdigestw-socc
3/4(水) 6:05配信

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