1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/04/03(日) 19:37:01.73 ID:CAP_USER*.net

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特筆したいのが、後半10分に鼻骨と左眼窩底骨折の重傷を負った山口蛍(ハノーファー)に代わってボランチに入った原口の力強さだった。

この日の先発ボランチは山口と長谷部という2014年ブラジルワールドカップ以前からのコンビだったが、
山口がこれまでにないスピーディーな展開にやや戸惑いがちな様子が目についた。

時間が経つにつれて徐々に動きの改善が見られたものの、想定外の負傷で離脱することになってしまった。

ハリルホジッチ監督からの評価も高い

そこに入ってきたのが原口。ハリルホジッチ監督は「(今まで起用してきた)ポジションで全てのクオリティがあるのが原口だ。
彼のボランチはかなりいいオプションだと思う」と高く評価していたが、ドイツで積み上げている力強さが前面に押し出されたのは確かだ。

本職でないギクシャク感はプレーの端々に見受けられたが、原口のダイナミックさが日本の攻めにさらなるエッセンスをもたらし、
終盤のゴールラッシュ、自身のワールドカップ予選初得点につながったという見方もできるだろう。

24日のアフガニスタン戦(埼玉)では4-4-2の右MFで出場しているが、これまでハリルホジッチ体制では左FW、トップ下、右サイドバックと実に多彩な役割を与えられ、
いずれも無難にこなしている。所属のヘルタ・ベルリンでも1試合の間に左右のサイド、1トップと3度のポジションを変わったこともあり、
多くの指揮官から「複数の位置を柔軟にこなせるマルチプレーヤー」という評価を得ているのは間違いない。

「僕自身、ボランチで起用されるのは今回が初めてじゃないですけど、実際にプレーしてみて、今までにないようなボランチのプレーができると思う。
もちろん前もやりたいですけど、後ろからも飛び出していけるというのが1つでも武器になったらいいですね。

今回は30分ちょっとですけど、何本も何本も繰り返しスプリントできたので、そこは自信を持っているところ。

ただ、本当に最初から使われた時に、どこで(スプリントを)使っていくのかは考えないといけないですけど」
と本人も自身の長所や持ち味を有効活用しながら、ボランチとしても戦力になっていく意欲を示していた。

今の日本代表のボランチは、キャプテンの長谷部が絶対的軸で、ブラジル経験者の山口、緩急あるパス出しでゲームを作れるレフティの柏木陽介(浦和)、
U-23代表キャプテンを務める遠藤航(浦和)らが入れ替わりながら戦っている。

が、原口ほどの力強さとスプリント力、強烈なシュートなど、マルチな能力を持っている選手はいない。
シリア戦ほどのハイインテンシティの試合でも気後れすることなくタフに戦っていたのは、ヘルタの躍進を支えている自信の表れに他ならない。

残念ながらクラブではこのポジションに入る機会がほぼないため、実戦経験を積めないのは残念ではあるが、このままボランチを続けていけば、日本代表に新たな何かをもたらしてくれる可能性は少なくない。

「真司君にも言われたんですけど、『もう少しボランチ勉強しなよ』と(笑)。まあ本当にやるんだとしたら、もう少し勉強しないといけないし、時間も必要だと思いますけどね。
監督には、『ボールを運べる』と。あと『アーリークロスとかミドルシュートも打てて、前向きにボールを持てるのが一番お前のよさが出るんじゃないか』と言われました。楽しい部分はありますね」

こう前向きに話す原口という新たなオプションが、最終予選に向けて新たな風を吹き込んでくれればいいことだ。ヘルタでのシーズン終盤のパフォーマンスを含め、彼のこの先の動向を慎重に見守りたい。

2016年03月30日17:57
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2016033014570802.html

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