1: Egg ★ 2020/01/29(水) 12:59:44.65
タイの首都バンコクで開催されたU-23(23歳以下)アジア選手権。1月26日の決勝でサウジアラビアを延長戦の末、FKから決勝点を奪った韓国が1ー0で逃げ切って大会初優勝を果たした。

決勝に進出した2カ国と3位決定戦でウズベキスタンを1-0で倒したオーストラリアが、今夏の東京五輪の出場権を獲得した(開催国の日本を加えた4カ国がアジア代表として出場する)。

それにしても、決勝は意外な展開で試合が進んでいった。

戦前は、グループリーグを3連勝で突破した韓国が優勢に進めると思っていた。もともとサウジは、伝統的に堅守からのカウンターを得意とするチームだ。韓国がボールを繋いで試合の流れを支配して攻め立て、サウジが個人技を全面に押し出しながらカウンターを繰り出すと予想した。

ところが、ボールをポゼッションして攻勢に出たのはサウジだった。

韓国には前線に190センチ超の長身FWがいる。このため、サウジのシェフリー監督は、受け身になって長身FWをペナルティーエリア内に簡単に侵入させたら危険と判断したのかも知れない。

なるべく韓国ゴールに近いところでプレーしたい。指揮官がそう思ったのかどうか、真相は分からないが、巧みな個人技によるパスワークで韓国のプレスをかいくぐり、韓国ゴールを脅かした。

お家芸のカウンターだけでなく、ボールをポゼッションしたサッカーもやろうと思えばできる――。チーム戦術を使い分けるしたたかさがサウジにはあり、それがグループリーグ初戦で対戦して敗れた日本との決定的な差と痛感させられた。

■準々決勝サウジ対タイでの“疑惑のジャッジ”

同大会を語る上で、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は無視できないだろう。

グループリーグで頻発したVARだが、決勝トーナメントに入ってからは、減少傾向にあるように感じられた。

ここで改めてVARの概念を簡単に説明しておこう(以下は日本サッカー協会のHPから)。

▼哲学は<最小限の干渉で最大の利益を得る>こと▼最終決定はあくまでも主審であり、VARではない。主審はTVシグナルをしてVARオンリーレビュー(VARの助言だけ)、もしくはフィールドの外に設置されたレフェリーレビューエリアまで行ってオンフィールドレビュー(OFR=映像を確認)をすることができる▼VARは最良の判定を見つけるのではなく、はっきりとした明白な間違いをなくすためのシステム▼VARはフィールドにいる副審、第4の審判員と同様に主審を援助する役割▼得点かどうか、PKかどうか、退場かどうか、人違いかどうか、もしくは主審が確認できなかった重大な事象にのみ、介入できる

つづく

日刊ゲンダイ
2020-01-29_13h34_48
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/268273

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