1: ばーど ★ 2020/01/08(水) 08:15:36.20
2019-20シーズン、久保建英を擁するマジョルカは、リーガ・エスパニョーラの前半戦最後となるグラナダ戦(1月5日)で1-0と敗れている。

「今シーズンの我々の運命は、"苦しみ"である」

2020年最初の試合で負けた後、マジョルカの指揮官ビセンテ・モレーノは言葉を絞り出した。

「我々は自分たちがどこにいて、どこから来て、何者なのかをわかっているつもりだ。非常に厳しいカテゴリーを戦っている。我々のメンバーは、(2年前まで)12人が2部B(実質3部)でプレーし、他の選手も多くが2部やそれに等しいチームから来た。現実はそこにあって、甘くはない。しかし最後に"褒美"をもらえるように、全力を尽くすつもりだ」

マジョルカは、18位で後半戦へ折り返すことになった。リーガは18位以下の3チームが2部に降格する。どうにかこらえてきたが、とうとう危険水域に入ってしまった。

地中海に浮かぶ島を本拠にするマジョルカは、1部に残留できるのか――。

2018-19シーズン、マジョルカは2部で5位となって、プレーオフを勝ち進んで昇格している。理論上は「1部最弱チーム」ということになる。2年前まで2部Bにいた事実を考えれば、1部にいること自体が奇跡と言える。

その意味で前半戦は"敢闘賞"に値した。

マジョルカは4-1-4-1のシステムで、分厚い守備陣形を作りながら、攻め手も講じて敵に対抗している。ガーナ代表MFイドリス・ババとクロアチア人FWアンテ・ブディミルのふたりが戦術軸だ。ババはアンカーとして守備で強固なフィルターとなり、ブディミルは1トップとしてポストワークとクロスに対する強さを発揮し、戦いのバランスをとっている。

これにアクセントをつけていたのが、久保だった。右サイドで起点になり、卓越した技術とスピードで敵を脅かした。そのキックやビジョンは、チーム内では突出している。試合を重ねるなかで、中央に入って間でボールを受け、巧みにプレーメイクをしながら、決定的な仕事ができるようにもなった。空回りすることはあるにせよ、ドリブルは凄みがあり、慌てた相手のファウルを誘い、PKも奪っている。

しかしながら、チームとしての非力さは否めない。象徴的だったのが、年明け一発目のグラナダ戦だろう。

ババ、ブディミルが出場停止だったことで、モレーノ監督は苦肉の策として3-4-2-1を選択した。中を分厚くし、敵地で勝ち点1を拾う戦い方だった。しかし攻撃の形を作れないどころか、ずるずるとラインを下げ、後ろに人が集まった5-4-1の状態に陥った。

前半23分だった。プレスがかからず、ボールを持ち運ばれると、スライドが遅れる。脇にできたスペースを使われ、折り返しを叩き込まれた。

先制された後、相手が下がったことでボールを持てる時間は増えたが、緩慢なパス回しで反撃に転じられない。後半途中に4-1-4-1に戻し、終盤は2トップに変更。すると孤立していた久保が息を吹き返し、ようやく形を作れるようになったが、スコアをひっくり返すことはできなかった。

勝利を収めたグラナダは10位に浮上。彼らも昨シーズンまで2部だったことを考えれば、上々の2020年スタートだろう。"勝ち癖がついた"昇格組の勢いをここまで保っている。

マジョルカはここまで善戦してきたが、リーグ戦直近の6試合は1分け5敗と完全に失速。序盤に昇格チームの勢いで挙げた勝ち星の貯金は、すでに使い果たした。ここからが正念場だ。

「我々はまだまだよくなる余地がある」

モレーノ監督は強気に言うが、手札は限られている。ノッティンガム・フォレスト(イングランド2部)のスペイン人FWラファ・ミルに食指を動かしているというが、"強力な援軍"は期待できない。後半戦は消耗戦となり、地力の差が出るだろう。

たとえば現在、最下位の20位に沈むエスパニョールは、ヨーロッパリーグで決勝ラウンドに進んでいるように、実力的には中位の戦力を有する。さらに、昨年12月に招聘されたアベラルド・フェルナンデス監督の就任で、浮上が見込まれる。年明け初戦のバルセロナ戦も引き分けているのだ。

以下ソース先で

1/8(水) 6:40
webスポルティーバ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200108-00882990-sportiva-socc&p=1
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