1: 砂漠のマスカレード ★ 2020/01/01(水) 06:01:47.03
長崎総科大附は丸岡に2-3で逆転負け “名将”小嶺監督は「選手層が薄かったなかでよくやった」

第98回全国高校サッカー選手権は31日に各地で1回戦が行われ、4年連続7回目の出場となった長崎総科大附(長崎)は丸岡(福井)相手に二度のリードを手にしながら、土壇場で2-3と逆転負けを喫した。名将として知られる74歳の小嶺忠敏監督は、試合後に一言ボヤキを見せた。

「今まで50年間も指揮してきたなかで、こんなことは初めてだった」

1回戦敗退については、「今年は選手層が薄かったなかでよくやったなと。このメンバーでここまで来られたのは、彼らは彼らなりに頑張ったということ」と労ったものの、「今年の世代は考え方が甘い。修正するのに半年もかかった」と、チーム作りの苦悩を吐露せずにはいられなかった。

「だんだん分かってきて、いろんな試合を見て、そこで『あれ、俺たちってこんなもんか?』と感じ始める。だから、いろいろ旅をさせないといけないんだね。選手たちが自主的な練習もできないから、朝練も我々が一日も欠かさず顔を出すことになった」

51年間の指導のなかで計7度の選手権優勝を果たした名伯楽は、“走力と球際で勝つサッカー”を指揮するチームに浸透させてきた。1本のロングフィードで相手の裏を取る戦術を徹底してきたこともあり、小嶺監督の指導する選手は自然とキック力が向上してきたが、「今年はキック力もなかった」とバッサリ言い切った。

「なぜなら、これまでの指導の中では『これをやれ』と言えば、自分でやっていた。今年の世代は、練習が終わった後に自主練している姿を見たことがない。朝練にしてもそう。自分が顔を出した時だけ姿を見せて練習し始めていた。今年は球際で勝てる選手も少なく、言い続けていたのだが、なかなかね……」

2019/12/31(火) 19:37配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191231-00237947-soccermzw-socc

2: 砂漠のマスカレード ★ 2020/01/01(水) 06:03:24.36
多くの問題を抱えながらも選手権出場 「本当にここまでよく来たなと言ったよ」

辛く苦しい鍛錬の末にどんな相手よりも競り勝ち、どんな相手よりも走り勝つチームに仕上げるのが小嶺監督の“方程式”だったが、世間の目も厳しくなった今、指導方法に困惑を隠し切れない様子だった。

「本当ね、どうすればいいのか……。全国の先生方も悩んでいるんじゃないかな。強く言ったら、世間とか、あなた方メディアがうるさく言うから(笑)」

小嶺監督は多くの問題を抱えていた今年のチームを“史上最弱”と表現してきたが、「だから、本当にここまでよく来たなと言ったよ。『まぐれというのは、お前たちのためにあるような言葉だ』ともね(笑)」と、選手権出場は想像以上の成果だったという本音も漏らしていた。初戦で敗れてしまったものの、少なからず選手たちは大切なものを手にしたと感じているようで、最後は笑顔で締め括った。

「実力的にも、長崎県のベスト8で敗退してしまうレベル。それでも、ある程度頑張れば、これくらいのチームにできるんだと彼ら自身が感じたと思う。『もうちょっと早く頑張れば良かったな』とも。その経験が今後の人生に生きてくる、かもね(笑)」


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