1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 12:55:41.86 ID:CAP_USER*.net
 日本代表を率いるハリルホジッチ監督(63)には、ロシアW杯アジア2次予選の残り2試合、24日のアフガニスタン戦と、29日のシリア戦を戦うにあたり、大きなテーマが2つあった。連勝してE組の首位をキープしたまま9月開幕のアジア最終予選に臨むこと。そしてもうひとつが「本田圭佑(29)の代わりを探す」ことである。

「15年3月に就任したハリルホジッチが、日本代表のダイジェストDVDを見て、真っ先に手を打ったのが、(当時)35歳のMF遠藤保仁を戦力外にすること。38歳で迎える18年ロシアW杯は、年齢的な衰えから計算できないと判断した。さらに本田については、本人がやりたがっているトップ下では技量不足。3トップの右、左はスピードのなさが致命傷になるとシビアに評価。当初からロシアW杯の主力選手としてはカウントできないと考えているのです」(サッカージャーナリスト)

 本田はベスト16入りした10年南アW杯以来、ストロングポイントである「強靱なメンタル」「フィジカルの強さ」「決定力の高さ」で日本代表の屋台骨を背負ってきた。

 しかし、ハリルホジッチ監督がやろうとしているのは、タテに素早い攻撃、スピーディーなショートカウンター、90分間フルに動き回るサッカー。攻撃系選手には俊敏性や機動性を求め、選手同士の素早い連動性を重視している。

 足元で受けたがる本田にボールが入ると攻撃の流れが悪くなるというのがハリルホジッチ監督の考え。本田が30歳を過ぎて迎えるW杯本番の頃にはキレ味が鈍り、スピードが落ち、フィジカル全体が衰えることを想定しているのだ。

 そこでハリルホジッチ監督は、本田の代役候補としてMF原口元気(24=ヘルタ)、MF清武弘嗣(26=ハノーバー)のドイツ組にG大阪FW宇佐美貴史(23)、鹿島FW金崎夢生(27)、川崎FW小林悠(28)を呼び、この日のアフガニスタン戦では原口、清武、金崎が先発出場。後半34分には小林が投入された。

 試合自体は日本が5─0で圧勝。後半13分に金崎のアシストで清武がチーム2点目を決め、33分には金崎がダメ押しの5点目を押し込んだ。

「あくまで“弱いアフガニスタンが相手”という前提の上ですが、トップに入った金崎は再三シュートに絡み、結果も残した。トップ下の清武は、持ち前の安定感のあるプレーで攻撃陣をリード。原口はチームプレーに進歩を見せた。右サイドでプレーした後半は、右SB酒井宏(25)と連係しながら相手守備陣を崩すシーンが多かった。この日、起用された攻撃系選手は、まずまずの動きを見せた」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

 アフガニスタンは登録23人中、所属チームなしの選手が4人もおり、ドイツの5部リーグでプレーする選手が一番マシというレベル。試合は日本のボール支配率が70.9%。シュートは日本の27本に対してアフガニスタンは1本だけという展開では、残念ながら「本田の後継者」を探すような試合ではなかった。

 最終予選より上のレベルでこの日と同じようなプレーができるかは未知数。アフガニスタン相手でもフリーで打ったシュートが枠を外れたりした。ハリルホジッチ監督の悩みはまだまだ解決されない。

日刊ゲンダイ 3月25日(金)11時58分配信
⇒格下に5点大勝も ハリル監督は「本田の後継者」見つからず(日刊ゲンダイ)

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