1: Twilight Sparkle ★@\(^o^)/ 2016/03/23(水) 15:05:38.88 ID:CAP_USER*.net
清水英斗  | サッカーライター 2016年3月23日 10時0分配信

微妙な判定のリプレイ映像を、スタジアムで流すべきではないのか?

この問題を提起したのは、J1サガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督だ。J1第4節の横浜F・マリノス戦、前半3分に、微妙なオフサイドの判定シーンがあった。

横浜FMのファビオが大きく蹴ったボールが、裏へ飛び出した富樫敬真に渡り、ゴールを決めた。しかし、このシーンで鳥栖のベンチは猛抗議に飛び出す。焦点となったのは、ファビオのパスの中継点に入った中村俊輔が、ボールに触ったか、触っていないかだ。

中村俊が触っていなければ、富樫はファビオがパスを出した時点ではオンサイドなので、ゴールは認められる。しかし、もしも中村俊が触っていれば、富樫はその時点でオフサイドポジションに飛び出していたので、オフサイドとなる。つまりノーゴールだ。

中村俊が試合後に語ったところによると、ボールは肩に触れたらしい。しかし、審判はそれを視認できず、ゴールが認められた。

その瞬間を振り返ると、主審と中村俊は、ほぼ真横に並んでおり、角度的に肩に当たったことが視認しづらい位置関係だ。
通常のリプレイ映像を見ても、触れたのか触れていないのか、よくわからない。難しい判定シーンに違いない。だが、中村俊の話が正しければ、ミスジャッジということになる。

このとき鳥栖のフィッカデンティ監督が納得できなかったのは、判定云々だけでなく、スタジアムでリプレイ映像が流れないことだった。

「1点目はオフサイドであり、試合は納得のいかないゴールではじまった。フェアプレー、フェアプレーと言うが、ゴールによって(スタジアムに)映像が流れるときと、流れないときがある。あれはなぜなのか? 都合が悪いのでしょうか?
 私は決して誰かを責めているわけではない。ただ、フェアプレーと言うなら、すべてのゴールを映像で流すべきでしょう。あるいは、すべてのゴールを流さない。ゴールによって流れる、流れないがあるのは、フェアプレーではないのでは? みなさんはどう思いますか?」

出典:サンケイスポーツ掲載の記者会見コメントより

気持ちはわかるが、筆者は、流すべきではないと考えている。

理由のひとつは、2010年南アフリカワールドカップでも問題になったように、スタジアム映像で判定ミスを吊るし上げることで、暴動が発生し、スタジアムにいる人の身が危険にさらされる恐れがあること。

もうひとつの理由は、リプレイ映像を流すことが、“アンフェアな行為”につながるからだ。

2013年にJ1の浦和対鹿島で、興梠慎三のゴール直後に、誤ってスタジアムの大型スクリーンに判定のリプレイ映像が映し出されたことがあった。
今回よりも明らかなオフサイドだったが、副審の旗は上がらず。当然、鹿島の選手たちは猛烈に抗議した。“リプレイ映像を指で示しながら”。

気持ちは痛いほどわかるが、しかし、そんなことをされても、審判にはどうすることもできない。現行のルールでは、ビデオ判定が認められていないからだ。

プレーを再開する前なら、主審は判定を変えることができるが、それは主審本人が正しくないことに気付いたとき、あるいは副審と第4審判の助言を採用したときのみと、ルールで定められている。過去に遡っての映像確認は含まれない。

この3年前の試合で主審を務めた佐藤隆治氏は、しばらくJ1の割り当てから外れたが、仮にこのとき、リプレイ映像を見て判定を覆していたら、ミスジャッジでは済まない一大事に発展していた。
単なる見極めのミスではなく、ルールそのものの適用違反となれば、審判としては根本的な間違いを犯したことになるからだ。

サッカーの審判は、リアルタイムに、人間の目で判断することが大原則である。

その審判に対して、リプレイ映像を指差しながら判定の修正を迫る行為。それこそ、“アンフェア”ではないだろうか。

たとえリプレイを流しても、あくまでも参考に止めておき、映像を元にしたその場での抗議をしないと誓約できるのであれば、流しても構わないだろう。しかし、それをスタジアム全体に浸透させるのは、現実的に不可能だ。

(続きや関連情報はリンク先でご覧ください)
引用元: http://bylines.news.yahoo.co.jp/shimizuhideto/20160323-00055686/


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