◆悲報◆元オランダ代表ファン・バステン、TV解説で「ジークハイル！」と言ってしまって職務停止、ナチスのスローガン

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【11月26日 AFP】フォックス・スポーツ（FOX Sports）のオランダ版は25日、ナチス・ドイツ（Nazi）で使用されていたスローガン「ジークハイル（勝利万歳）」を発したとして、解説者を務める元同国代表のマルコ・ファン・バステン（Marco van Basten）氏に1週間の職務停止処分を科したと発表した。

　ファン・バステン氏の発言は、フォックス・スポーツの有料チャンネルで放送されていたオランダ1部・エールディビジ、アヤックス（Ajax）対ヘラクレス・アルメロ（Heracles Almelo）戦のキックオフ前に行われたインタビュー後に出たもの。

　プレゼンターを務めるハンス・クラーイ（Hans Kraay）氏がヘラクレスのフランク・ウォルムス（Frank Wormuth）監督にドイツ語でインタビューした直後、スタジオにいたファン・バステン氏の口から「ジークハイル」という声が聞こえた。

　ファン・バステン氏は、ナチス・ドイツのスローガンを使ったことについて「誰かを不快にさせるつもりは全くなかった。ただハンスのドイツ語を『説明』したかっただけ」と釈明。フォックス・スポーツは、同氏のジョークは「まずかった」としている。

　フォックス・スポーツによれば、ファン・バステン氏の1週間分の給料は「第2次世界大戦（World War II）の歴史認識を促すため、オランダ戦争資料研究所（NIOD）に寄付される」という。(c)AFP

サッカー元オランダ代表のマルコ・ファン・バステン氏（2015年9月3日撮影）。(c)JOHN THYS / AFP