1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/10/10(土) 09:24:00.77 ID:???*.net
【オマーン・マスカット8日(日本時間9日)発】
サッカーロシアW杯アジア2次予選でE組の日本はシリアに3―0で快勝し、3勝1分けの勝ち点10として首位に立った。
前半こそ攻めあぐねたが、後半は狙い通りのPK獲得から得点を重ね、同組最大の難敵を一蹴した。
だが、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)の低調な采配に、試合中の選手たちは“造反”寸前。
勝つには勝ったが、依然としてチーム内に危うい空気が充満していることも浮き彫りになった。

敗戦で自力での1位通過消滅という最悪の事態は回避した。前半こそ無得点だったが、
後半10分にFW岡崎慎司(29=レスター)が獲得したPKをFW本田圭佑(29=ACミラン)が冷静に決めて先制すると、
岡崎、FW宇佐美貴史(23=G大阪)が加点。ここまで予選3試合無失点のシリアの守備陣を打ち砕き、完勝で首位に浮上した。

得点を取るべき選手が働き、守備陣も4試合連続無失点。相手のレベルが予想以上に低かったとはいえ、
順当な勝利に指揮官も「素晴らしく、美しい勝利だった」と珍しく手放しで喜んだ。

とはいえ、3―0というスコアほど選手たちに余裕はなかった。欧州組で固めた攻撃陣に連動性は見られず、
ハリルホジッチ監督が推進する中央からの縦パスはシリア守備陣にことごとくカットされた。
サイドからの崩しも効果的ではなく、決定機はほとんどつくれなかった。その中で選手たちは「このままでいいのか」と疑心暗鬼になっていた。
監督の指示通りにやっていると選手間の距離が遠く、パスがつながらない。
特に本田は、試合の早い時間帯から選手のポジショニングを修正すべきだと感じていた。

「2列目の両サイドの原口(元気=ヘルタ)と僕が中に絞ることで(縦パスを)当てる的を増やしたほうがいい」

だが、スコアレスドローに終わった6月のシンガポール戦では、中に絞ったことで攻撃が手詰まりになっただけに、修正することで打開できるとは限らない。
何より、監督の指示もなく、本田の感覚だけで戦術に手を加えれば“造反”と言われるかもしれない。
チームで一番発言力がある本田でさえこんな状態。他の選手はなおさら動けなかった。

葛藤があったまま迎えたハーフタイム。ロッカー室でハリルホジッチ監督は
「距離感が遠い。サイドの選手はもっと中に入れ」と指示を出した。この言葉で本田も「わかっていたのはわかっていたんだけど、あのまま行けるかなというのもあった。
監督の指示が出てあとはバランスだけだなと」とモヤモヤが消えた。

もし、ハーフタイムに監督の指示がなければどうなっていたのか。
本田は「どうせ(ボールを)取られるなら、幅を広くして孤立して取られるのではなく、日本らしいスタイルで攻撃を仕掛けて、
コンパクトにしていく形をとったほうがよかった」と選手間の話し合いでやり方を変えた可能性があったことを否定しなかった。

完勝を収めたとはいえ、監督の戦術の浸透が進んでおらず、選手たちも半信半疑で戦っていることが見えた一戦。
ハリルジャパンはまだまだ安泰とはいえない。

http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/458581/
2015年10月10日 06時00分

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