1: 2016/03/19(土) 10:34:47.91 ID:CAP_USER*.net
2016年初戦に向け、日本代表メンバーが発表された。
選ばれた24名(実際の試合では23名)で3月に行なわれるワールドカップ2次予選の2試合(24日アフガニスタン戦、29日シリア戦)に臨む。

2次予選のグループEに所属する日本は、6試合を終えて5勝1分け(勝ち点16)でトップに立ち、すでに最終予選進出をほぼ手中に収めている。
相手のレベルを考えても、この2試合は結果で何かを判断するような試合ではない。

「チャレンジしたいのは、失点しないこと。そして、できるだけたくさんの点を取ること。これが重要だ」
そう語るヴァイッド・ハリルホジッチ監督の言葉通りである。

現実的に相手との力関係を考えれば、日本がこの2試合で失点する可能性は低い。やはり注視すべきは、いかにして得点を重ねるか、だろう。
ハリルホジッチ監督が就任以来、日本代表は親善試合でこそ大量得点を挙げることができたが、公式戦になると、モタつきが目立つ。
簡単に言えば、真剣に相手に守られると、なかなかゴールが奪えなくなってしまうのだ。

この2次予選でも、6試合を終えて奪った得点は17。2位につけるシリアの20点をも下回る。1試合平均で3点に届かないのでは、物足りないと言わざるをえない。
当然、そのあたりは指揮官も承知している。発表されたメンバーの顔触れを見ても、そのことは明らかだ。

今回のメンバーを見て、一番に目を引くのはFW陣。日蘭それぞれのリーグで好調な点取り屋が加わっている。

まずは、小林悠。まだ3節が終わったばかりのJ1で早くも3ゴールを記録し、首位に立つ川崎フロンターレを引っ張っている。
昨季はケガもあって思うような結果が残せなかった小林だが、相手DFラインの背後を取る巧みな動き出しはJ1でも屈指であり、日本代表でも新たな武器になるはずだ。
ハリルホジッチ監督も小林を「ゴールゲッター」と評し、「我々に足りなかった部分を補う」存在として期待を寄せる。
 
そして、ハーフナー・マイク。オランダリーグのADOデン・ハーグに所属するハーフナーは、今季リーグ戦で13ゴールを挙げている。
指揮官は「我々のチームにはここまで高さのある選手はいない」と語り、194cmの長身を生かしたヘディングによる、クロスからの得点増を目論んでいる。

とはいえ、彼らが得点力不足解消の切り札に、ひいては日本代表の主力にまでなれるかというと、甚だ疑問だ。 小林は岡崎慎司や本田圭祐の「スペア」。ハーフナーは時間限定の「飛び道具」というのが、現実的な収まりどころだろう。
結局のところ、ヨーロッパ組をはじめとした従来の主力を中心にチームを固め、決定機の数を増やす以外に、得点力不足解消の妙案はないというのが現状だ。

つづく

hamu

webスポルティーバ 3月19日(土)9時50分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160319-00010002-sportiva-socc&p=1
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