1: ゴアマガラ ★ 2019/09/29(日) 11:43:12.45
モンゴル代表は、誰もが闘争心の塊だ。朝青龍や白鵬を見ていれば、モンゴル人がいかに勝利に飢えた民族かわかるだろう? すべての選手が、早く日本と戦いたくてウズウズしているよ。

そう語るのは、ミヒャエル・ヴァイス氏(54)。サッカーモンゴル代表のドイツ人指揮官だ。

ヴァイス氏が’17年1月に監督に就任して以来、モンゴルは著しい成長を見せ、今年6月には史上初めてW杯アジア一次予選を突破。10月10日には日本と激突する。決戦直前、ヴァイス氏が独占インタビューに応じた。

モンゴルのFIFAランクは187位。残念ながら、サッカー後進国であることは間違いない。日本の皆さんも、相撲取りと遊牧民の国だと思っているだろう。

だが、近年のモンゴルサッカーの発展は、目を見張るものがある。3部制のプロリーグが創設され、普及・育成にも国を挙げて力を入れているんだ。いまでは、外を歩けば、そこかしこで少年少女がボールを追いかけているほどだ。

私はかつてJリーグの京都パープルサンガでコーチを務めた経験があるが、モンゴル代表にはJリーグで通用するほどの才能をもった選手が何人もいる。
モンゴル出身の横綱たちのように、高い身体能力をもった選手が大勢いるんだ。しかし、チームとしてのまとまりがなく、せっかくの能力を活かせていなかった。

そこで私は、徹底的に代表チームに「規律」を植えつけた。私の指示を守らない者は誰であろうと代表に呼ばなかった。厳しさを見せつけることで、選手たちは規律を学んだ。

もちろん、だからといって日本が格上であることは変わりない。日本は強い。本当に強い。しかし、やるからには勝つつもりだ。森保(もりやす)一氏が日本代表監督になってからの試合はすべて入念に分析しているが、そのなかで”弱点”も明らかになってきている。

それは、ずばり、フィジカルコンタクトだ。中島翔哉、堂安(どうあん)律、大迫勇也……。欧州で活躍している選手たちは屈強な相手との戦いに慣れていると思っているだろうが、モンゴル人のフィジカルには想像以上のものがある。さらに、粘り強くぶつかり続けるだけの強靭なメンタルもある。日本との試合では、彼らがボールをもつのをためらうほどのハードワークを90分間続けるつもりだ。

モンゴルまでインタビューに来てくれたので特別に教えるが、特にターゲットにしているのは、久保建英だ。間違いなく才能豊かだが、どう見ても身体はできていない。攻撃の中心的ポジションで出場するであろう久保を徹底的に潰せば、自ずと日本のリズムは崩れるはず。そこをカウンターで狙うのが我々の作戦だ。

英雄・チンギスハンが広大なユーラシア大陸を支配したように、モンゴル代表はいま一度アジアの覇権を握りたがっている。日本戦では、その野望が夢物語ではないことを証明するつもりだ。

格下の相手と油断すれば、日本は足をすくわれるかもしれない。

『FRIDAY』2019年10月4日号より
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190929-00000006-friday-socc

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