1: スズムシのなく頃に ★ 2019/08/24(土) 13:14:00.69
2019年8月24日 11時0分 文春オンライン
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https://news.livedoor.com/article/detail/16974507/

J1の湘南ベルマーレに激震が走っている。8月12日、者貴裁(チョウキジェ)監督(50)による選手・スタッフへのパワハラ疑惑が浮上。Jリーグによるチームへのヒアリング調査が決まったのだ。

湘南は、者監督の下で「湘南スタイル」という言葉を掲げ、アグレッシブなサッカーを志向。昨年はルヴァンカップも制覇している。

「在日韓国人の者監督は早大卒業後、柏、浦和、神戸でプレーし、引退後はドイツの大学でサッカーの指導を学んだ。05年にコーチとして湘南に入団し、12年に監督に就任しました」(スポーツライター)

ピッチ上では喜怒哀楽を全身で表現する“激情型”の監督として知られる。

「普段は気さくで明るいオジサンです。記者の嫌な質問にも冷静に答え、言葉に力もある。一方、泣き虫としても有名です。シーズン終了後のミーティングでは、移籍する選手たちにメッセージを送りながら涙を流すこともしばしば。昨年のルヴァンカップ制覇の時には、ピッチ上で人目を憚らず号泣していた」(同前)

ただ、チーム一丸となって走り抜くスタイルを作り上げた背景には、厳しすぎる指導もあったようだ。

3人の選手が精神的に追い詰められ……
「練習でサボっている選手がいれば、監督から激しい叱責がバンバン飛んでいた。掲げるスタイルを築いていくため、『是か非か』をハッキリさせてチームを導いていた」(スポーツ紙記者)

その指導の中で、昨年には3人の選手が練習場に通えなくなるほど精神的に追い詰められ、同年のオフに退団。さらに2人のスタッフもクラブから離れた。

「練習中に、多くの選手の前で1人を個人的に説教することは日常茶飯事。気に入らないプレーがあれば『ピッチから出て行け』と怒号が飛ぶ。衝突して痛がる選手には『助けるな』とコーチを制止し、プレーを続行させる場面も。全体ミーティングの際にはミスをした選手を反論のできない状況を作った上で激しい口調で責め、扇風機やクーラーボックスを蹴飛ばすこともあった」(チーム関係者)

その一方で、今季から湘南に期限付きで移籍していた武富孝介(28)は、「監督の指導には愛情があった」と語り、「監督が指揮を執れないなら」と、浦和への復帰を発表している。

現在、Jリーグの調査終了まで、者監督は指導・指揮を自粛するよう指示されている。チームの幹部は今後についてこう語る。

「現在、監督の処遇はJリーグ預かりとなっていますが、チームとしては基本的には監督を続けてほしい。ただ、パワハラに厳しいこのご時世ですので、調査結果がどうなるか心配です」

「湘南スタイル」の継続なるか、結論が注目される。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年8月29日号)

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