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2アシストに止まらないミラン本田の奮闘 「いつもどおりの高品質」と伊メディアの眼

5-0の快勝で、ヒデ、長友に続く日本人3人目のイタリア杯決勝進出

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、1日のイタリア杯準決勝第2戦の3部アレッサンドリア戦で先発フル出場。前半7分に無人のゴールへのシュートをミ スして先制点のチャンスを逃したが、同20分にFWジェレミー・メネズの先制ゴールをアシストして挽回した。その後もCKからチームの4点目をアシスト し、チームの5-0での圧勝に貢献している。試合後に採点を公開したイタリアメディアでは、「本田の黒子役としての働きは貴重なもの」と称賛されている。

  イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、本田に及第点の「6.5点」を与えた。「スキャンダラスなミスで1点を逃した。しかし、彼 はメネズのゴールを素晴らしいパスでアシストし、彼の2点目にもつなげるプレーをした」と、決定機を外したシーンを「スキャンダラス」とされながらも、絶 妙なループパスでFWメネズの先制点をアシストしたプレーに加え、メネズの2点目のゴールに絡んだシーンが高く評価されている。

 そのメネズの2得点目、チームの3点目の場面では、本田はペナルティーエリア内右サイドでMFアンドレア・ポーリのパスを受けると、相手DFが飛び込め ない間合いで対峙。右サイドを回り込むポーリが走り込む時間を作り、良いタイミングでポーリの前にボールを供給。最後はポーリの折り返しをメネズが決めて いる。


「黒子役としての働きは貴重なもの」

 また、「トゥットメルカートウェブ・コム」も本田を「6.5点」と評価した。「いつもどおりの高品質のプレーを見せた。彼の黒子役としての働きはミハイ ロビッチのチームにとって貴重なものだ」と、ゴール前のシーンではなく、前線で自由な振る舞いを見せるメネズとバロテッリの2トップを支えた中盤での黒子 役としての働きが高く評価されている。

 第1戦とのトータルスコア6-0で勝利したミランは、これで優勝した2002-03シーズン以来のイタリア杯決勝進出となった。本田にとっては、 01-02シーズンにパルマで優勝した元日本代表MF中田英寿氏、10-11シーズンにインテルで優勝した日本代表DF長友佑都に続く日本人3人目のイタ リア杯制覇と、14年1月に加入して以来のミランでの初タイトル獲得に王手をかける結果になった。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160302-00010004-soccermzw-socc
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