【蔚山現代 0-3 浦和レッズ ACL決勝トーナメント1回戦2ndレグ】

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦の蔚山現代(韓国)対浦和レッズ戦が行われ、アウェイで3-0の勝利を収めた浦和が2試合合計4-2で準々決勝進出を果たした。

浦和は先週行われたホームでの1stレグに1-2で敗戦。逆転での8強進出を果たすためにはアウェイでの2点差勝利、または3点以上を奪っての1点差勝利が必要な厳しい状況だった。

激しい雨が降り続く中行われた試合で、少なくとも2ゴールが必要な浦和は序盤から積極的な仕掛けを繰り返していく。18分には左CKにファーポストで合わせた槙野智章のヘディングが惜しくも右ポストを叩くなど蔚山ゴールを脅かした。

蔚山もカウンターなどから浦和ゴールに迫る場面を作り出していたが、41分に先制点を奪ったのは浦和。右サイドを突破した宇賀神友弥が絶妙なクロスを上げると、ゴール前でマークを外した興梠慎三がドンピシャのヘディングで合わせてゴール左へ送り込んだ。

後半にも逆転に必要なもう1点を目指して浦和が攻め続ける。64分にはエリア内左サイドに抜け出した武藤雄樹が決定的なシュートを放ったがGKの好守に阻まれ、79分には興梠のシュートがクロスバーを超えた。

待望の2点目が生まれたのは80分。右サイドからマウリシオが入れたクロスに再び興梠が頭で飛び込み、ゴール右隅へのヘッドを突き刺した。これで2試合合計3-2と浦和が逆転に成功する。

さらに87分、速攻を繰り出した浦和は左サイドからのクロスを交代出場の杉本健勇が頭で丁寧に落とし、最後は中央に走り込んだエヴェルトンがシュート。2試合合計4-2と突き放し、そのまま勝利を収めた浦和が2年ぶりのアジア制覇に向け一歩前進した。

【得点者】
41分 0-1 興梠慎三(浦和)
80分 0-2 興梠慎三(浦和)
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