1: Egg ★ 2019/05/25(土) 08:43:01.14
ネームバリューのない五輪の選手たちでは、数字は取れないってことかな?

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6月上旬に行なわれるキリンチャレンジカップと6月14日にブラジルで開幕するコパ・アメリカの日本代表メンバーが発表されたね。
 
17歳の久保建英が選出されたことで、メディアは大いに盛り上がっているようだけど、発表されたふたつのチームは、言うまでもなく異なる性質を持っている。キリンチャレンジカップのほうは国際Aマッチウィークに行なわれるため、選手の招集に拘束力がある。一方で、日本が招待国として参加するコパ・アメリカのほうは国際Aマッチウィーク以外の期間に行なわれるため、選手の拘束力がない。だから、アジアカップに出場した主力組の多くはコパ・アメリカには招集できず、結果的に東京五輪世代の選手を多数選出して、五輪代表の強化に位置づけるメンバー構成となった。
 
この点に関しては、すでに日本がコパ・アメリカに参戦することが決まった昨年末から言われていたことで、とくに驚きはないんだけど、テレビの放送スケジュールを見ると、メディアはどちらの代表、イベントにより価値を見出しているのかがよく分かるよ。だって国内の親善試合は民放で放送するのに、コパ・アメリカは民放でもNHKでも放送しないんだ。試合時間が午前8時という通勤・通学の時間帯に重なったのもあるかもしれないが、あまりネームバリューのない五輪の選手たちでは、数字は取れないってことかな? 久保がU—20ワールドカップではなく、A代表に回されるのが分かっていたら、また対応も違っていたのかもしれないけどね。
 
もちろん、コパ・アメリカのメンバーに選ばれた選手たちには、そうした空気を見返すような活躍を期待したい。曲がりなりにも“A代表”に選ばれたというプライドを持って臨んでほしいし、テレビ関係者に「失敗したな」って思わせるのをテーマにして臨めばいいと思う。そう思わせたら勝ちだよね。
 
2011年のなでしこジャパンのワールドカップ優勝の時も、大会前はほとんど注目されていなかったけど、あれよあれよという間に勝ち上がって、準決勝から慌てて民放が中継をやりだした。ああいうメディアの鼻を明かすような、痛快な戦いぶりを見せてほしいね。

五輪世代が台頭しなければ“狭間の世代”ができて代表は勢いを失ってしまう

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コパ・アメリカは五輪世代の選手が多数選出された。果たして、ここから台頭できる選手はいるだろうか。(C) Getty Images
 
もちろん、コパ・アメリカは南米の強豪が威信をかけて戦う大会だから、簡単に勝てるような相手ではないことは確かだ。しかし結局、今のA代表に世代交代を促すような本当の意味でのA代表入りを掴むには、このレベルの相手に“戦える”ことを証明しなくてはいけない。
 
本当のA代表じゃないからウルグアイやチリに通用しなくても仕方ない? そういう理屈が通るなら、日本はロシアの時のように、いずれまた高齢化していき、同じ問題に直面するだけ。五輪世代が台頭しなければ、いわゆる“狭間の世代”ができて代表はマンネリ化し、勢いを失ってしまう。グループリーグで敗退したドイツやブラジルのワールドカップの時がそうだったんだ。
 
それに今回は、ようやく森保監督のもとで、ベースとなる選手を集めて大会に臨むことができた。そのうえ、何人かのオーバーエイジ候補もいるわけだから、より本番に近い形でチャレンジができる。選ばれた五輪世代の選手は、これが東京経由カタール行きへのレールに乗る絶好のチャンスだと思ってアピールしてほしいね。

5/25(土) 6:30配信 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190525-00059055-sdigestw-socc&p=1


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