1: Egg ★ 2019/05/10(金) 17:41:02.53 ID:XUwmpZGV9
 国内外を問わず、クラブ、代表を併せて「一番好きなチームは?」と訊かれたら、迷わずにこう答える。1994年のアメリカ・ワールドカップを戦ったイタリア代表だ、と。
 
 当時のイタリア代表はアリーゴ・サッキ監督の下、ゾーンプレスを標榜。だがそれを上手く体現できず、ワールドカップ本大会では粘り強い守備と天才ロベルト・バッジョの個人技を頼りに決勝まで勝ち上がった。アイルランドとのグループリーグ初戦でいきなり黒星を喫し、ナイジェリアとの決勝トーナメント1回戦では終了間際までリードを許すなどサッカー大国らしからぬ脆さを露呈しながらも、勝負どころで底力を発揮してファイナルへと駆け上がったのだ。

 グループリーグ第2戦から準決勝までの勝負強さは圧巻。ピンチを乗り越えて最後は勝者になるドラマチックなストーリーに心を奪われたのを、今でも鮮明に覚えている。
 
 ドラマチックだったのが、ナイジェリア戦だ。25分に先制されたイタリアはなかなかペースを掴めず、75分にFWのジャンフランコ・ゾーラをレッドカードで失う。これでイタリアのワールドカップは終わったかに思われた。
 
 しかし、イタリアは死ななかった。瀕死のチームを救ったのは、R・バッジョ。終了間際の88分に同点弾を流し込むと、延長前半の10分にはPKを沈めて逆転勝利に導いた活躍は“伝説”と言っても過言ではない。  
 
 粘り強い守備とひとりの天才──。当時のイタリア代表とどことなく似ているのが、今季のFC東京だ。決して守りに徹しているわけではないが、森重真人とチャン・ヒョンスの両CBが軸の最終ラインは強固そのもので、ファストブレイクの起点となる久保建英の創造性豊かなプレーは観る者を魅了している。
 
 断っておくが、「久保=R・バッジョ」とは到底思わない。ただ、仕掛けや崩しの局面で明らかな違いを作っている久保は紛れもなく天才の部類に入る。
 
 事実、相手の急所を正確にえぐるスルーパスの質からして凡人のそれとは違う。ドリブルのコース取りも絶妙で、一つひとつのアクションに確かなインテリジェンスも感じられる。「(久保)建英のところで違いを見せられるようになったのが今季は大きい」との森重のコメントからも、久保が特別なタレントなのは窺えるだろう。

5/10(金) 17:00 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190510-00058334-sdigestw-socc

引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1557477662/

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