1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/02/23(火) 08:00:30.16 ID:CAP_USER*.net
20日に行われたゼロックス・スーパーカップは、サンフレッチェ広島が3-1でガンバ大阪を下した。

昨年と同じく今年のゼロックスも、審判の判定が話題に上がった。焦点となったのは、後半10分のシーンだ。
広島の柏好文が蹴ったクロスが、スライディングしたG大阪の丹羽大輝の腕に当たったとして、ハンドの判定。広島にPKが与えられた。

しかし、丹羽は腕ではなく、顔面に当たったと主張。赤くなった頬を指差して必死に抗議するも、判定は覆らず。
広島がPKを決めて2-0とリードを広げた。最終的に広島は3-1で逃げ切っている。

問題の場面は、スタジアムでは全くわからなかったが、リプレイ映像で確認すると、
たしかにボールは腕に当たらず、脇の下を通過して顔に当たったように見える。誤審かもしれない。

だが、正直なところ、リプレイでも辛うじて判別できるレベルだ。丹羽が振り上げた両手は、完全にクロスのコースを塞いでおり、いかにもハンドらしく見える。
よくもこれほど狭いところを、ボールが通り抜けて顔に当たったものだ。

実際、クロスを蹴った柏は丹羽のハンドをアピールした。加えて、この日降っていた雨も視認を難しくした。ついでに言えば、
丹羽の頬が赤くなったからといって、腕に当たらなかったとは断言できない。腕と顔の両方に当たった可能性があるからだ。飯田淳平主審にとっては酷なシーンだった。

そして、問題は続く。
試合後の談話として、丹羽は飯田主審が誤審を認めていたと、メディアに話した。しかし、審判委員会の聞き取りでは、「処分がどうなるか自分にはわからない」
「必要があればビデオを確認する」と丹羽に答えただけで、飯田主審は誤審を認めたことを否定。

審判委員会は「誤審」という表現に、とても敏感だ。
ただでさえ、サッカーの審判は人の恨みを買いやすい。南米では、審判とのいざこざが殺人事件にまで発展する。日本でそこまでは起こらないにしても、
審判個人に対して誹謗中傷が及ぶことを避けるため、審判委員会は「誤審」を認めることに対し、慎重な姿勢を崩さない。

もちろん、ルールの適用を間違えたり、一方のチームに肩入れしたり、明らかに怠慢と言えるようなミスをした場合は話が別だが、今回のように単純な見極めの問題であり、
目の性能を議論する以外にないケースでは、“人間が判定する以上、こういうことは起こり得る”と帰結するしかない。他にどうしようもない。

じゃあ、サッカーも、他のスポーツがやっているようにビデオ判定とか、チャレンジ制度を導入すればいいじゃないか?
ところが、サッカーのルールは、国際サッカー評議会(IFAB)が管理している。たとえ日本やJリーグが導入したくても、IFABの許可なしに、いかなる競技規則の変更も行うことはできない。
それをやれば、FIFAから除名処分を受け、ワールドカップにも出られなくなる。だから、現行のルールで、やれることをやりましょうと。

>>2以降につづく

2016年2月22日 8時0分配信 サッカーライター清水英斗
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shimizuhideto/20160222-00054626/

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