1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/02/19(金) 17:20:17.95 ID:CAP_USER*.net
J1は10月1日の14節から、22日の15節まで、3週間も試合が行なわれない。

与えられた条件を考えれば、悪くない日程だと思う。

 ゴールデンウィークやACL出場チームの特別日程を除けばミッドウィーク(火~木曜)開催はほぼなく、来場者数の増加が期待できる。すでに従来のベストメンバー規定はなくなっており、ナビスコカップで上手くローテーションをすれば選手の疲労度も抑えられる。日程を組む担当者は、十分に仕事をまっとうしたと言えるのではないだろうか。

 ただし、そういう評価はあくまで「与えられた条件」を受け入れたうえでの話だ。現在のJリーグはそもそもの条件がいびつなために、どうしても日程に致命的な「空白」が生まれてしまっている。

 まずひとつ目は10月中旬の空白だ。10月6日、10月11日にワールドカップアジア最終予選があり、10月15日にナビスコカップの決勝があるため、J1は10月1日開催の14節から、10月22日開催の15節まで、3週間も試合が行なわれない。

 ナビスコカップの準決勝が10月5日、9日に組まれているが、それに当該するのは4チームのみだ。他の14チームは3週間も実戦かられることになる。”秋のブレイク”と名付けても良いくらいの休みである。

 この空白は今年に始まったことではない。ナビスコカップ決勝を尊重して、その前後に試合を組んでいないからだ。決勝が大事だとしても、そのためにJリーグを3週間も行なわないのはあまりにも冠スポンサーに気を遣いすぎではないだろうか。

 視聴率も4パーセント前後で伸び悩んでおり、特別な日程を用意している効果も薄れている。空白をなくすために、Jリーグの試合に挟まれたミッドウィークに行なうべきではないだろうか(中継局がゴールデンタイムに放送することに同意してくれるかは分からないという問題はあるが)。

チャンピオンシップや天皇杯に参加できないクラブは、約4か月に渡って公式戦が経験できなくなる。

【Jリーグ2月開幕の是非は?】いびつな日程で生まれる「空白の期間」が、選手を飼い殺しにしかねない

 そしてふたつ目は、11月3日に第2ステージが終了することによって生まれる空白である。そのあとにチャンピオンシップ、クラブワールドカップ、天皇杯が続くが、もし翌シーズンのJリーグも2月下旬開幕だとしたら、これらの大会に当該しないクラブは約4か月もの長きに渡って公式戦が経験できなくなる。

 練習と公式戦は別物で、いくら練習試合を重ねてもその差を埋めることはできない。選手たちを飼い殺しにしかねない危険な日程だ。

 では、なぜこんな空白が生まれてしまうのか。言うまでもなく、昨季チャンピオンシップが導入されたからだ。

 行なわれるか分からない1回戦がまず11月6日に予定され、代表のAマッチウィークを挟んで、11月23日に準決勝、11月29日、12月3日に決勝が行なわれる。関係のないクラブにとっては、あまりにも早い冬休みの到来となる。

 仮にチャンピオンシップを導入するにしても、前期王者と後期王者の一発勝負(ホーム&アウェー)にすれば、ここまで空白が大きくならずに済む。だがそのシステムだと両ステージを同一クラブが制した場合にチャンピオンシップがなくなってしまい、放映権を支払うテレビ局が困ってしまう。

 テレビ局(特に民放)としては、1年に1度でいいから視聴率が見込める見せ場が欲しい。そうすれば高額の放映権料を支払う理由として、社内で説明できる。

 だが、そのしわ寄せがリーグに大きな空白を生み出した。Jリーグが放映権料を支払うテレビ局に対して気を遣い、その結果、選手が競技力を伸ばす機会を失う可能性が高まっている。クラブの成績が悪ければオフがとてつもなく長くなり、競争力が拮抗したJリーグではどこもそこに陥る可能性がある。

 もし現行のチャンピオンシップを今後も続けるなら、雪による中止が起きるのを覚悟で、秋春制への移行を考えざるをえない。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160219-00010006-sdigestw-socc

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