1: 2019/03/13(水) 23:56:41.47 ID:GVF2QiYx9
サッカー

トルシエ監督は、今の時代であれば、パワハラで訴えられてもおかしくないほどの、高圧的で、威圧的な言動を繰り返していた。ファイトする姿勢が表立って見えない選手に対しては、胸ぐらをつかみ、罵声を浴びせた。ゆえに、最初は露骨に嫌な表情を見せ、文句を言う選手も絶えなかった。

 ただ、時間が経過するにつれて、選手たちもトルシエ監督の対応に慣れ、その対処法をつかんでいった。そのうち、選手と監督との間にも、徐々に”あうんの呼吸”のようなものが出来つつあった。

 そんなトルシエ監督から、小野は大きな影響を受けたという。

「トルシエ監督は(試合に向けての)ムード作りがすごくうまかった。練習ではいつもピリピリとした空気のなかでやれていたし、試合直前のスタメン発表まで誰が試合に出るのかわからない雰囲気を作ってくれたので、レギュラー選手でさえも『もしかしたら外されるんじゃないか』という緊張感を、常に保つことができました。

 たしかに最初はみんな、トルシエ監督のやり方に対してブーブー言っていましたね(笑)。日本人って、怒られるのが嫌いじゃないですか。でも、トルシエ監督はその怒り方もすごくうまいんですよ。それで、選手がピリッとするし、『何くそ!』って思って、選手みんなが団結していくんですよね。

 まあ、トルシエ監督の性格を知れば、愛情を持って自分たちに厳しいことを言ってくれたんだ、というのはわかりますからね。僕は、トルシエ監督があのときの若い自分たちにすごく合っていたと思います。いろいろな監督のもとでやってきましたが、僕にとっては、歴代代表監督の中ではトップですね」

 トルシエ監督が、当時の日本の若きタレントたちに示したのは、サッカーだけではない。大会期間中、わざわざ現地の孤児院まで行って、その国の現実などを目の当たりにさせ、選手たちに自らがいる立場や現状について考えさせた。

「トルシエ監督は”世界を知る”という意味で、孤児院にも連れていってくれた。ただサッカーをやるだけじゃない。自分たちがどれほど裕福な環境でサッカーをやっているのか、ということを教えてくれた」

 孤児院に到着し、小野ら選手たちは、最初はやや戸惑いを隠せずにいたが、しばらくして慣れてくると、笑顔で子どもたちを抱き上げて、ふれあいの時間を過ごした。そして、選手間で集めたお金を孤児院への支援として寄付した。

 選手たちを孤児院に連れていくことで、トルシエ監督は「プロのアスリートは、積極的に社会貢献活動をする模範となるべきだ」という姿勢を示したのだ。

1部抜粋

3/9(土) 6:42配信 スポルティーバ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190309-00010001-sportiva-socc&p=1

2: 2019/03/13(水) 23:57:22.79 ID:7Q/cpGKB0
正しいじゃん

引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1552489001

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