1: 名無し@サカサカ10 2019/02/15(金) 08:42:06.59
浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ監督は、14日に東京都内で開催された2019Jリーグキックオフカンファレンスに出席。鹿島アントラーズでリーグ3連覇などの実績を残し、昨季途中から再びJリーグで指揮を執った名将は、日本人選手が若くして欧州に渡る近年のJリーグを逆の視点も提示して、「リーグとして健全である」との考えを示した。

 オリヴェイラ監督は2007年から11年まで鹿島を率いて、多くのタイトルを獲得した。そして昨年4月、約7年ぶりにJリーグへ戻り浦和の監督に就任。鹿島監督時代のJリーグで欧州に渡るのはトップクラスの数名という趣だったが、今や多くの選手が若くして海を渡っている。浦和では、昨季の途中で日本代表MF遠藤航がベルギーのシント=トロイデンへ移籍した。そうした変化についてオリヴェイラ監督は、「本音を言えば遠藤にはいて欲しかった」と冗談も交えながら、その意味をこう語っている。

「逆に言えば、槙野(智章)のように戻ってくる選手がいる。全体を見ても、経験を積んでJリーグに戻る選手が増えていると言えるだろう。例えば、遠藤が移籍したことでチャンスを得た選手がいる。海外から戻る選手を含めた行き来があることは、Jリーグにとって健全なものだと言えるはずだ」

 日本を熟知する指揮官は、その変化についてこう語っている。そのことによるリーグ全体のレベルダウンも懸念材料の一つとされるが、7年の時を経て感じたJリーグの印象は「レベルが非常に上がっている」というもの。そして「競争力が高まり、対戦表を見ても必ず勝てるチームを見つけられるリーグではなくなった」と、リーグ全体が拮抗していることだと話す。

 そのなかでオリヴェイラ監督が話すJリーグの特徴は、「ホームアドバンテージが最も少ないリーグかもしれない」というもの。それについてはネガティブな意味ではなく、「両チームがしっかり戦い、結果を残そうとする結果であるからこそ、リーグの信頼度が高いと言える」と、Jリーグの長所になっているとの言葉を残した。

◆「浦和のサポーターは、やはり他のチームとは違う」

 そうした意味では、浦和は多くの熱狂的なサポーターを抱えるだけに、ホームの利点を生かしやすいチームだと言えるはず。そう問いかけると、オリヴェイラ監督は「それは秘密だ」と茶目っ気たっぷりの表情を見せた後に、こう続けた。

「浦和のサポーターは、やはり他のチームとは違う。ピッチの中に影響力を与える。だからこそ、浦和にとって埼玉スタジアムでプレーする試合ではサポーターの力が強みになるので、それを生かす必要がある。そして、アウェーでもチームにたくさんの方がついてきてくれるんだ」

 今季の浦和は13年ぶりのJリーグ優勝と2年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の同時制覇という、前人未到の目標を掲げている。拮抗したリーグ戦とアジアを相手にした戦いを同時並行で進めて勝ち上がることを狙う指揮官には、浦和サポーターの大声援は戦力の一つとして考えられるものだ。昨季の天皇杯準決勝と決勝に向けて、通常は非公開となる前日練習にサポーターを招き、チームの一体感を醸成したオリヴェイラ監督は、今季もその力を最大限に生かす腹積もりのようだ。
 
2/15(金) 6:20配信 フットボールゾーン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190215-00170490-soccermzw-socc&p=1

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