1: Egg ★ 2019/02/08(金) 18:10:12.50
ヴィッセル神戸は実力派DFの獲得目前まで迫りながら、土壇場でドタキャンを食らっていたようだ。

ウルグアイ代表DFのマルティン・カセレスは、今シーズンのラツィオで出番が減り、今冬の移籍が囁かれていた。パルマやボローニャとの交渉が破談した後、急浮上したのがヴィッセル神戸行きだ。バルセロナに時代に共闘したアンドレス・イニエスタをはじめ、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキなど大物が所属するJクラブ入りへ、本人も前向きだと現地メディアで伝えられた。

しかし1月下旬、かつて二度に渡って所属した古巣ユベントスから急遽オファーが届く。メディ・ベナティアがカタールのアル・ドゥハイル行きが濃厚になったため(その後に同クラブには中島翔哉も移籍)、その後釜として声が掛かったのだ。結果として1月29日、ユベントスへの半年レンタルが発表された。
 
現地時間2月7日に地元トリノの『トゥットスポルト』紙が報じたところによれば、その顛末はこうだったという。

カセレスはヴィッセル神戸と年俸300万ユーロ(約3億9000万円)の3年契約で基本合意。ラツィオでの年俸は110万ユーロ(約1億4300万円)だったため、ギャラは約3倍だ。そして、日本行きのフライトチケットも予約した。しかし、ユベントスからまさかのオファーが届き、そのすべてをキャンセルしていたのだという。

ちなみに、ユベントスとは半年契約で給与は90万ユーロ(約1億1700万円)。しかも現在はCBに怪我人が続出しているため出場機会を得ているが、基本的にはバックアッパーの立ち位置だ。

つまりカセレスは、望外とも言える金額のオファーをくれた神戸での“カネ”をあえて蹴り、ほぼ現状維持のギャラなうえ控え扱いとはいえセリエAはもちろんチャンピオンズ・リーグの優勝も狙えるユベントスでの“名誉”を取ったということだろう。31歳とキャリアの晩年に足を踏み入れた選手としては、異例と言っていい選択だった。

トゥットスポルト紙もこの選択を、「カセレスのユベントスへの愛が証明された。説得には2、3回の電話で十分だった。現代サッカーでは狂気とも言える選択だ」と驚きをもって報じている。

ちなみにカセレスは、2019年6月で保有権を持つラツィオとは契約が満了する。ユベントスと契約延長するか、はたまた神戸を含めて新天地を求めるか、夏には再び去就に注目が集まることになる。
2019-02-08_19h04_40
2/8(金) 16:25配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190208-00053947-sdigestw-socc

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