解任の可能性を問われたマンUのファン・ハール監督が記者に激怒！　「名を名乗れ！」

マンチェスター・ユナイテッドは7日に敵地で行われたチェルシー戦で、終盤に同点弾を許し1-1のドローに終わったが、試合後ルイス・ファン・ハール監督は去就問題についての質問に激怒。記者会見で口論するなど、ファン・ハール節を炸裂させている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

「チームがあなたを更迭させようとしているなかで、パフォーマンスを向上させる必要はあるのか？」

　このような主旨の質問を受けたオランダ人指揮官は、苛立ちを爆発させた。

「君はエド・ウッドワード（CEO）と話をしているのかね？　なんで彼ら（首脳陣）は噂を否定しなければいけないのか。私も全く気にならない。君たちが作り話をしているのに、なぜクラブはそれを否定しなければいけないのか？」

　顔面を紅潮させながら、苛立ちをぶちまけた。就任2年間で460億円の補強費を投じながらも、首位レスター・シティとは勝ち点差12の5位。UEFAチャンピオンズリーグではグループリーグでプレミア勢唯一となる敗退を喫しており、チェルシー監督を今季解任されたジョゼ・モウリーニョ氏が来季就任すると地元メディアが報じている。

モウリーニョ招聘の噂が怒りを増幅

　このバルサ監督時代のアシスタントコーチだった”弟子”モウリーニョ氏の就任話が、とにかくファン・ハールの気に障るようだ。

「君がエド・ウッドワードと話をしていない。グレイザーズ（オーナー）とも話していないというのなら、記事を発明したことになる。私は質問に答えなければいけないが、私は答えない。毎週この繰り返しだ。となれば、君は明日クビになると言わなければいけない。名を名乗れ。私も君の名前を挙げることができる。奥さん、子ども、甥のことも考えたらどうか」

　怒りの収まらなかった指揮官は、最終的に「OK、好きに書けばいいだろう。君はファギーの最初の数年間を思い出す必要があるだろう」と語っている。リーグ優勝13回の伝説の名将も、就任3年間はタイトルを手にできなかったことを引き合いに出していた。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160208-00010007-soccermzw-socc