1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/10/05(月) 18:54:50.43 ID:???*.net
機転を利かせた宇佐美が、悶着に割って入る形で収束したが…。

 その“小競り合い”が起きたのは、前半終了の直後だった。

 審判が前半の終わりを告げると、G大阪のCB岩下敬輔が自陣エリア付近から猛然とダッシュ。
その先に立っていたのはFWパトリックだ。

 岩下が体当たりするような形となり、怒りの形相で「もっと前線から追え!」といった大きなジェスチャーを見せる。
一方、唐突に小突かれた形のパトリックも一歩も引かず、「うるさい!」とばかりに岩下の手を払った。

 ともに憤怒し、言い争いをしながら控室へ向かう。時間にして十数秒。
記者席にも聞こえてきそうなほどの悶着は、機転を利かせた宇佐美貴史が割って入る形で収束した。
エースが仲裁に入らなければ、さらにヒートアップしていた可能性もあった。

 なぜ岩下は、それほどまでに激怒したのか。その理由はこうだ。

「(守備のためにパトリックが)下がって来ているのなら、目の前の選手に寄せてくれないと。俺ら(守備陣)が行くわけにもいかない。やっぱり約束事を守らないと、もったいない失点が生まれてしまう。(川崎側にチャンスを)仕留めるだけの選手がいるのはデータから分かっているわけで、スカウティングの内容を練習でどれだけやっても、試合でやらなかったらなにも意味がない」

 G大阪は綿密にスカウティングし、3ボランチ気味のシステムで川崎対策を講じていた。しかし、パトリックが守備を怠り“規律違反”を犯したため、闘将の岩下がすぐにお灸を据えた、というのが真相のようだ。

岩下が激昂したのは、むしろチームの今後を思ってこそ。

 もっとも、ふたりともプロである。ハーフタイムの間に事態は収拾した。

「しっかり話をして、後半は(パトリックが守備の役割を)やってくれていた」(岩下)

 サッカーでよくある場面と言ってしまえばそれまでだが、今後の日程を鑑みれば、岩下の行動にも頷ける。

 川崎戦から中2日でナビスコカップ準決勝第1戦の新潟戦(10月7日、第2戦は同11日)が待っており、その間は代表組4人(宇佐美貴史、丹羽大輝、米倉恒貴、東口順昭)が不在。さらにその後、14節の浦和戦(同17日)、ACL準決勝第2戦・広州恒大戦(同21日)と、過密日程のなかでタイトルの行方を占う重要な試合が続くのだ。

 小さなミスでも致命傷になりかねない。その意味で、問題点はすぐ解消すべきであり、守備のタスクをサボったパトリックに対して岩下が激昂したのは、むしろチームの今後を思ってこそであった。

「(パトリックが)ゴールを決めてくれて助かっているからこそ、やっぱりそこ(守備)はやってほしい部分。(CKからの)ゴールも彼の高さを活かすため、僕らが潰れ役をやって、やっと追い付いた。それはチームとして狙いを持ってやっているわけだから、守備の部分も約束事としてやってほしいと思っている」
 
 岩下が繰り返した言葉は“約束事”。昨季の三冠を支えたのは堅守であり、緻密かつ堅牢な守備組織があってこその偉業達成だった。ここにきてその土台が揺らいだだけに、岩下が間髪を容れずに“約束事”を確認させたのは当然と言える。

続きは↓の記事から
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151005-00010000-sdigestw-socc

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