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1: 2018/11/10(土) 00:31:44.54 ID:CAP_USER9
サッカー日本代表の森保一監督は11月16日のベネズエラ戦と20日のキルギス戦に向けた23人のメンバーを発表した。FWでは大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、前回は追加招集だった北川航也(清水)に加え、鈴木優磨(鹿島)が初招集となった。今回は小林悠(川崎)と浅野拓磨(ハノーファー/ドイツ)のケガも選考に影響したはずだが、鈴木は代表入りの期待が高かった選手でもあり、満を持しての初招集とも言える。

 鈴木の選出について森保監督は「ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)の決勝に臨み、アジアのチャンピオンを目指す力のあるチームの中で得点という結果を出し、FWの選手として存在感を発揮してくれている」と語っており、アジアの舞台で示している存在感が選出の決定打となったようだ。

 ただ、鈴木はACLでここまで2得点しか挙げておらず、ゴールという基準に照らし合わせれば物足りなさもある。J1では11得点を記録しているが、得点王争いの上位にいるわけではない。しかし、実際に試合を観ていれば、鈴木の献身的なプレーなくして鹿島の躍進はあり得なかったとすら思える。前線からのディフェンス、1タッチの落とし、囲まれても粘り強く味方につなげるパス、ポストプレー、ゴール前でディフェンスを引きつけるスペースメイクなど幅広く貢献している。

 それらは鹿島の先輩であり、現在はドイツで活躍する大迫に通じるものがある。取材で話を聞くと、本人はストライカーとしてゴールにこだわっている様子だが、試合においては鹿島の勝利のために、あえて公に主張しなくてもディフェンス、ポストプレー、スペースメイクは当然するべき仕事として鈴木のマインドにインプットされている。日本代表においても、そうしたスタンダードのプレーは森保監督に要求されるまでもなくこなすはずだ。

 その中でも、鈴木のポストプレーは大迫を除けば興梠慎三(浦和レッズ)と並び、日本人FWで1、2を争うレベルの選手であることは間違いない。身長やサイズなら182cm75kgの鈴木を上回るFWは何人もいるが、相手のディフェンスを背負うことを厭わず、瞬時の動きでマークを外して捌くプレーの質で並ぶ者はそういない。その鈴木を評してチームメートの内田篤人は「優磨はやっぱりポストプレーがうまいから。日本でも1位2位じゃない?」と評価し、ジェイ(札幌)やジョー(名古屋)といった外国人の長身FWに比肩し得ると語った。

11/9(金) 16:00配信 アエラ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181109-00000002-sasahi-socc 
それでも、後方からのロングボールを身体に収め、前を向いた2列目の選手に渡す能力に関しては大迫の方が優れていることに疑いの余地はない。鈴木のスペシャリティーは、ゴール前で自分より大きなセンターバックとも粘り強く競り合い、有利な態勢で味方にボールを落とせる、ゴールに直結するポストプレーだ。ディフェンスを自身に引きつける動きもそれと関連する。鹿島では、この形から相棒のFWセルジーニョやサイドアタッカーの安部裕葵、土居聖真、時にはボランチのレオ・シルバやサイドバックの内田、西大伍にまでフィニッシュのチャンスを提供している。

 基本的に相手のディフェンスを引きつけながら、チャンスがあれば効果的な動き出しから味方のクロスやラストパスに合わせ、豪快にゴールネットを揺らす。特にカウンターの局面ではゴール前のスペースへ最短距離で走り、フリーでフィニッシュする場面も少なくない。浅野ほどの爆発的なスピードがあるわけではないし、北川ほどドリブルの技巧はないが、相手の嫌がるポイントを感性で嗅ぎとれるセンスと、ゴールへの執着心がある。また、試合終盤になり、接戦になるほどフィニッシュで違いを生み出せる勝負強さもあり、大迫が順当に先発する試合でも、“試合を終わらせる”選手として森保監督に重宝される可能性も十分ある。

 2011年のアジアカップではサブの一人だった李忠成が決勝ゴールを挙げ、日本を優勝に導く大仕事でヒーローになった。鈴木のメンタルの強さは折り紙つきで、日の丸のユニフォームに臆することはないだろう。日本代表の活動期間は短く、2試合の中でどれだけ時間を与えられるかも分からないが、その中でも持ち味を発揮して来年1月のアジアカップのメンバーに残り、UAEの地で“大迫のバックアップ”以上の存在になっていくことは期待できる。

(文・河治良幸)


引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1541777504

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