1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/01/26(火) 20:46:59.50 ID:CAP_USER*.net
 日本が6大会連続10度目の五輪出場に王手をかけた。負けたら終わりの大一番となった準々決勝イラン戦。
劣勢の90分を無失点で耐えると、延長で3発。後半終了間際に投入された代表滑り込み組のMF豊川雄太(21)=岡山=が先制。MF中島翔哉(FC東京)の2得点で突き放した。日本は26日の準決勝でアラブ首長国連邦とイラクの勝者と対戦する。「しびれる試合」と予告していた手倉森誠監督(48)の
采配は当たったのか。夕刊フジ評論家の清水秀彦氏が徹底分析する。

 終わってみれば3-0の“完勝”。見事な勝利だった。1次リーグ3連勝した内容を見て、最終予選を勝ちきるには“未完成”だと思っていた。しかしこの試合の、このやり方こそが、手倉森ジャパンの勝ちパターンだと実感した。

 監督は「じれずに辛抱強く戦った。持久戦になればいけるかなと思っていた」と試合後に言っていた。
彼がJ1ベガルタ仙台を指揮した時代によく使っていたセリフだ。その戦術はこれまで日本代表が貫いてきたつなぐサッカーではなく、来たボールを愚直にはね返すサッカーだった。これで仙台を強くした。
強豪を倒す“ジャイアントキリング”を展開しやすい戦術でもある。

 五輪最終予選ということもあり、実際はこの戦術に何か色づけしてくると思っていた。今回のメンバー編成、そして1次リーグで第3GK以外、22人全員起用したことで切り札のいないチーム作りに徹した。
これも仙台時代に培ったことであり、監督にとってはお手の物だったといえる。

 試合は完全にイランのペースだった。前半35分には、MF原川(川崎)のクリアミスから決定機を与えた。
後半12分には相手のヘディングがバーをたたく。日本にはこの日もツキがあった。

 手倉森監督は「(日本の選手の動きが)硬かったですね。延長になる覚悟もありました」と振り返ったが、余裕はあったのだろう。「このパターンはオレが勝つ流れ」と確信していたはずだ。仙台監督時代に
何度も経験してきた“勝ちパターン”だったからだ。

 時間が過ぎれば相手に疲労も出てくる。ガチガチにマークがつく間は、監督のお気に入りで、10番をつけたMF中島は仕事ができない。しかし、延長後半となれば、スペースも生まれた。
あれだけノーマークなら技術のある中島は2分で2つのゴールは決められる。

 切り札と考えていた海外組のFW久保(ヤングボーインズ)やMF南野(ザルツブルク)も大活躍しているとはいえない。だからこそ天王山でも愚直にしっかり守りから始める戦術を貫いた。リオ五輪まであと1勝。
選手はよもや「自分たちはもっとできる」などと思わずに、とにかくこのやり方を貫けばゴールはおのずとみえてくる。
 (元J1仙台監督・清水秀彦)

http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20160124/soc1601240830001-n2.htm

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