1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 14:35:15.22 ID:CAP_USER*.net
no title 日本がリオ五輪予選の大一番をモノにした。

 五輪出場枠は3。「負ければアウト」の準々決勝(日本時間22日午後10時30分開始)でイランと対戦し、0―0で迎えた延長戦で3点を叩き込み、26日の準決勝(同午後10時30分開始)進出を決めた。

 延長前半6分、右SB室屋成(21)がクロスを放り込み、MF豊川雄太(21)がフリーでヘディングシュート! 待望の先制点が生まれた。 

 イランの息の根を止めるためにも、延長後半の早い時間帯に追加点が欲しいところ。ここで背番号10のMF中島翔哉(21)が大仕事である。

 延長後半4分、左サイドのペナルティーエリア外から、カーブのかかったシュートを放つと右サイドネットにズドン。

 ここでイラン選手の緊張の糸が、プツンと音を立てて切れた。その1分後、同じ左サイドから右足でシュート。ゴール左上に吸い込まれた。

「先発した中島は、得意とするドリブル突破を何度もイラン選手に止められ、後半途中で代えられると思った。ところが手倉森監督がよく我慢して使った。延長に入ってイラン選手の足が止まったせいもあるが、もうひと踏ん張りしてギアを上げた中島にシュートチャンスが生まれ、ここで持ち味の決定力の高さが存分に生きた。中島の東京V時代の指揮官・川勝良一氏(元日本代表MF。現解説者)から『もともとシュートを打つのが大好きな選手だった』と聞いたことがあるが、2点とも素晴らしいシュートだった」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

 身長164センチ、体重64キロ。日本チームの中でも際立って小兵である。イランもそうだったが、屈強な大型選手とマトモにやり合っても、簡単にブッ飛ばされるだけ。中島は高校2年時のオランダ留学でコツをつかんだ。

「日本クラブユース選手権(18歳以下)でベストヤングプレーヤーを獲得。ご褒美にオランダの名門アヤックスに短期留学した。その時に頭を働かせること、シュートはフルパワーで打つことを叩き込まれた。頭を使う──は、例えばボールを受ける前にフェイクを入れ、相手のアタックを半身で受ければ衝撃が減り、体力差は埋められる。シュートは、それまで“ゴールの枠に入れる”ことを優先していたが、オランダで『コースを狙うよりもシュートを100%の力で放つ』ことの大事さを知って、それから決定力が増した」(サッカー記者)

 この日の2点目が、まさにそうだった。

 左サイドでボールを受けた中島は、相手選手を1人かわしてペナルティーエリア内に進入すると右足を思いっ切り振り抜いた。相手GKの位置は左寄り。「空いている右側」を狙うのが常道だが、中島はGKのニアサイド(左側)に蹴り込んだ。GKと左ポストとの間隔が狭いのもお構いなし。力任せに蹴ったボールは無回転となり、威力を増したボールにGKはなす術もなかった。

 12年10月、東京Vに在籍していた中島は、18歳59日で迎えたJ2栃木戦でハットトリック。Jリーグ最年少記録を塗り替えた。しかし、14年にFC東京に移籍後は、目立った活躍はしておらず、控えに甘んじている。

 イラン戦の2ゴールでさらにひと皮むけ、26日の準決勝でもゴールを決めてくれるのか? 中島のプレーに注目である。

⇒覚醒の2ゴール U-23中島翔哉の決定力はオランダ仕込み(日刊ゲンダイ)

続きを読む