001: 名無し@サカサカ10 2018/09/28(金) 03:33:07.47
 9月27日(現地時間)、ブンデスリーガ2部の第7節が行なわれ、グロイター・フュルトとハンブルクの一戦はスコアレスドローに終わった。
 
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 前節、下位のレーゲンスブルクにホームで0-5の大敗を喫したハンブルクは、幾らかメンバーを入れ替え、酒井高徳は定位置の右SBとしてスタメンに名を連ねたが、伊藤達哉はベンチスタート。一方、フュルトの井手口陽介も、ベンチで試合開始を迎えた。
 
 ホームのフュルトは試合開始2分、左サイドのFKをヴィッテクが直接狙ってクロスバーをヒット。その後も個々が気合の入ったプレーでサイドを中心に時折、効果的な攻撃を仕掛ける。
 
 とはいえ、ボールポゼッションではハンブルクが大きく上回る。前節の反省から、守備の意識を強く持ち、危険を避けた慎重なプレーが目立つアウェーチーム。酒井は開始早々に対面するモールと自陣ゴール前で競り合いに勝ってピンチを防ぎ、その後は攻め上がるヴィッテクに対しても的確な対応でプレーを封じた。
 
 互いに手堅く進め、フィニッシュまで持ち込む場面も非常に少なかった前半を終え、ハンブルクは攻撃を活性化させる意味で、後半の最初から伊藤をこれまで同様の2列目左サイドとして投入。代わりにD・サントスが下がったことで、酒井が左にポジションを移した。
 
 ティッツ監督の狙い通り、アウェーチームは攻勢に立ってフュルトを押し込んでいく。伊藤は早くも持ち味を発揮し、サイドで縦横の仕掛けを見せ、カットインから積極的にシュートも放っていく。
 
 52分、ハンブルクはナレイが右から中央に切れ込んで、強烈なミドル。さらに左サイドで、伊藤が酒井の好パスを受けてエリアに侵入したところで倒されるが、これはノーファウルと判定された。
 
 酒井がファウルを受けて得た56分のFKでは、ヤニチッチのキックがそのままゴールネットを揺らしたが、ゴール前でGKブルヒャートに対するベイツのファウルがあったとして、これも認められない。
 
 やや試合が落ち着いたところで、ハンブルクは66分、今度はファン・ヒチャンをピッチに送り出し、得点を狙う意思を明確に示すが、中盤の攻防が激しくなるなかで、むしろホームチームの方がハンブルク陣内深くに侵入する回数が多くなる。
 
 77分、伊藤が自陣でボールを得ると、長距離をドリブルで進んでシュート。久々にフィニッシュまで持ち込むプレーが見られたハンブルクは、さらにその直後にはファン・ヒチャンの右からのクロスを、交代したばかりのアルプが合わせるも、寄せたDFに決定機を阻止される。
 
 ハンブルクは、前がかりになるなかで、カウンターの脅威にさらされるが、ここでは酒井の冷静ながらも身体を張った気迫溢れる守備が光る。酒井はさらに、高い位置を保って攻撃にも絡むなど、非常に強い存在感を示した。
 
 そして90分、フュルトは井手口がグリーンに代わって登場。アディショナルタイム2分とわずかな時間ではあるが、「日本人対決」は実現した。
 
 互いに譲らぬまま、試合はスコアレスで終了。終盤にファン・ヒチャンがドリブルでペナルティーエリアに侵入するなど惜しいチャンスを作ったハンブルクにとっては、悔しさの残る結果でもあったが、前節のことを考えれば、失点なしで試合を終えたことは、それなりの成果と言えよう。
 
 次節は30日、フュルトはディナモ・ドレスデンとアウェーで対戦し、ハンブルクは宮市亮擁するザンクトパウリとホームでダービーマッチに臨む。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180928-00047877-sdigestw-socc

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