1: 名無し@サカサカ10 2018/09/22(土) 13:17:42.71 _USER9
no title


森保一監督の初陣となったコスタリカ戦で、大島僚太を見たかったというのが正直な気持ちだ。大島はW杯ロシア大会のメンバーに選ばれながらも、1試合も出番がないまま終わったが、W杯後に再開したJリーグではずば抜けたプレーを見せているからだ。

イニエスタがプレーで伝えている「バルサにあって日本にないもの」

 川崎フロンターレでの大島を見ていると、1トップの小林悠、中盤の中村憲剛、家長昭博、阿部浩之らと”川崎のサッカー”を共有できている。自分が顔を出してもらいたいときに周囲がパスを受けに来てくれて、リターンパスが欲しいときにボールが戻ってくるため、いいリズムをつくり出せており、彼のパス1本で味方も敵もフィールドプレーヤー全員を動かしている。そう思えるほど存在感は強烈だ。

 大島はもともと中盤でボールを捌くことに定評があって、昨季から球際で強さを出せるようになってきたが、今季はそこに加えて、ゴール前に出ていってシュートに直結するプレーでも相手に脅威を与えられるようになってきた。

 それがもっともよく表れていたのが、第21節の清水エスパルス戦だった。中盤でボールを受け、パスを出すとワンツーパスを受けようと動いたが、ボールが出てこないと判断するや、そのままゴール前に侵入。そして、ラストパスが大島の足元にピタリときてゴールを決めた。

 ただ、大島がこうしてゴール前に侵入するプレーの回数はまだ多くはない。シュートが決まる、決まらないは別にして、ペナルティーエリア近く、できればペナに入ってのシュートを1試合に2、3度見せられるようになれば、さらなる高みへ登っていけるはずだ。

 大島の最大の武器は、足元の高い技術と広い視野にある。ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタと同じようにパスを受ける前の体の向きに気を配っているからこそ、彼のもとにボールが集まり、試合をコントロールできる。

 視野の確保がうまい選手は、たとえば、自分の右からきたパスを受けるときに、ボールを自分の体の前を通して逆サイドの左足で止める。これはパスが出てきた側の足でコントロールすると、体の向きがパスの出てきた方向にしか向かなくなり、次のパスは同サイドになってしまうし、逆サイドに展開しようとすると、そのために体の向きを変えなくてはならず、テンポが悪くなってしまうことを避けるためだ。

つづく

9/21(金) 7:20配信 スポルティーバ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180921-00010002-sportiva-socc

続きを読む