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決戦の地はミュンヘン、アリアンツ・アレーナ

4日に行われるブンデスリーガ第8節でバイエルン・ミュンヘンとドルトムントが対戦する。

リーグ最大の山場がやって来た。開幕から7連勝を飾る王者バイエルンがホームに迎え入れるのは、勝点4差で追いかける2位ドルトムント。ブンデス リーガ公式サイトがスペインの”エル・クラシコ”になぞらえて”デア・クラシカー”という名前を与えるなど、サッカー大国ドイツが注目する一戦だ。

両チームともヨーロッパのカップ戦を終えてこの試合に臨む。バイエルンは9月29日にチャンピオンズリーグでディナモ・ザグレブと対戦し、5-0の 大勝を収めている。ホームで行われたこの試合でハットトリックを達成したFWロベルト・レヴァンドフスキは直近の公式戦3試合で10得点を挙げるという超 人的パフォーマンスを見せている。ポーランド代表ストライカーにとってドルトムントは2010年から4年間在籍した古巣クラブであり、バイエルン側の最も 注目すべき選手であることは間違いない。

ドルトムントは1日にヨーロッパリーグでPAOK(ギリシャ)と対戦し、1-1で引き分けた。この試合にトーマス・トゥヘル監督は香川、ソクラティ ス、フンメルス、ギュンドアン、オバメヤンの主力5人を遠征メンバーから外す思い切った決断をした。リーグ開幕から5連勝を飾るなど最高のスタートを切っ たドルトムントだが、ここ数試合では主力の疲労が目立ち、パフォーマンスが落ちていたため、この措置は納得のいくものだった。得点源の1人、マルコ・ロイ スが戦列復帰して以降、低調なパフォーマンスに終始している点がやや気がかりだが、リフレッシュした主力とともに王者が待つミュンヘン、アリアンツ・ア レーナに向かう。

独『キッカー』が発表した先発予想では、バイエルンの右サイドをここ最近務めていたキングスリー・コマンではなく、マリオ・ゲッツェが入ると予想し た。大一番でベンチに座ることがやや多かったゲッツェだが、自身の古巣との対戦で先発の機会を得ることになりそうだ。ドルトムントはフルメンバーでこの試 合に臨むと見られ、香川が中盤で先発する見込みだ。今シーズン、ゲームメイカーとしての役割をこなしつつ得点にも絡む香川がこの試合でも見られるか、注目 だ。

http://www.theworldmagazine.jp/20151004/01world/germany/22225
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