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香川真司、ついに先発か? “最適解”を見出せないドルトムントに欠けていたものをもたらすか

香川真司に先発起用の可能性が高まっている。ドルトムントは現地時間14日、ブンデスリーガ第3節でフランクフルトと対戦する。香川は代表期間に行われたテストマッチで存在感を示した。先発起用となれば、これまでドルトムントに欠けていた攻撃のクオリティをもたらすことができるか。

< 中略 >

●ゲッツェ起用には消極的。香川の先発はあるか?

 そのオスナブリュック戦では、ベンチ外が続いている香川真司も出場した。[4-3-3]の布陣の中、右のインサイドハーフで先発フル出場。低い位置から、長短織り交ぜたパスで丁寧に攻撃を組み立て、前線に上がっては決定機を生み出した。香川は野心溢れる若武者と好連係を示し、ラーセンの先制点、さらに2点目をアシスト。若きデンマーク人FWの4点目も、アシストのマリオ・ゲッツェに対して絶妙なボールを送ったのは、香川である。

 フランクフルト戦では、エメル・トプラク、ラファエウ・ゲレイロ、プリシッチの3選手が負傷を理由に欠場が確定している。また、会見でファブレ監督はゲッツェの起用について「カガワとロイス」の名前を引き合いに、どこか消極的な姿勢を見せた。ゲッツェはライプツィヒ戦とハノーファー戦でベンチ入りしたが、出番はなかった。

 既にハノーファー戦は欠場していたプリシッチを除けば、トプラクとゲレイロと、ひょっとするとゲッツェの代わりに、誰か3人がフランクフルト戦でメンバー入りすることになるのかもしれない。

 まず1人目。トプラクの代わりは、同じくセンターバックのポジションを務めるダン=アクセル・ザガドゥになるだろう。2人目は、先述した新進気鋭のラーセン。そして3人目はーー。

 オスナブリュック戦での結果を踏まえ、ハノーファー戦で攻撃面に欠けていたクオリティを埋めるならば、香川になるだろう。一方でファブレ監督は、同テストマッチでのパコ・アルカセルのパフォーマンスにも一定の評価を与えている。会見では、自ら獲得を望んだスペイン人FWについて「少しずつチームに融け込ませなければならない」と語った。金曜日のゲーム展開次第では、アルカセルに出場機会が与えられるのかもしれない。

 このように“最適解”を探し求めるドルトムント。指揮官は、フランクフルト戦の当日まで、とことん頭を悩ませることになりそうだ。

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