1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 20:51:51.99 ID:CAP_USER*.net
先日、2015年度のFIFAバロンドール賞の発表があり、リオネル・メッシが通算5度目となる受賞を果たした
(FIFA最優秀選手賞とバロンドールは2010年に統合)。

毎年1人しか選ばれない栄誉ある同賞。そんななか、『squawka』では、実はバロンドールを獲ったことがない有名(元)選手10人を取り上げていた。記事自体は少し古いものだが、なかなかに興味深いので紹介する。

◆FWティエリ・アンリ(元フランス代表、引退)
アーセナル時代はおそらく世界でNo.1のストライカーであったアンリ。彼はガナーズとフランス代表の歴代最多スコアラーである。驚異的な得点率とともに、彼はアシストも多かった。そして、そのスピードとスキルによって、絶好調時は止めるのがほぼ不可能であった。彼はアーセナルの歴史的な無敗シーズンにおいて不可欠な存在だった。だが、2003年度の受賞者はユヴェントスのパヴェル・ネドヴェドで、彼は2位に甘んじた。2006年も3位に終わり、その年彼はCLとW杯においてどちらも決勝で敗れている。

◆MFチャビ・エルナンデス(元スペイン代表、現役)
近年の世代を代表するような成功を成し遂げたバルセロナとスペイン代表。中盤におけるチャビの“支配”は、どちらのチームにおいても核であった。この小柄なプレーメイカーのインテリジェンスとパススキルは彼を史上最も偉大な選手の一人にした。その正確な配球によって中盤から試合をコントロールし、1試合平均で100本のパスを定期的に通している。テンポを刻むその能力によって、メッシのような選手が輝くことができる。バルセロナとスペイン代表の優位性が一時行き詰ったのと、このパスマスターが年齢にからめとられた(衰えた)ことは偶然の一致ではない。

◆DFパオロ・マルディーニ(元イタリア代表、引退)
この20年間における最高のディフェンダーと評される彼はそのキャリアをミランに捧げ、セリエA最多出場(647)を誇る。左サイドバックとセンターバックを同レベルでこなし、その落ち着き、ポジショニング、危険察知能力によって、若い頃から傑出した有望株であった。その後、7度のスクデット、5度の欧州制覇を成し遂げた。バロンドールを3度獲得したロナウド(元ブラジル代表のほうだと思われるが、彼の受賞は2度のはず)は選手時代最も手強かった相手としてマルディーニの名前を挙げている。2009年に40歳で引退した彼に敬意を表し、ミランは背番号3を永久欠番にしている。

◆FWズラタン・イブラヒモヴィッチ(スウェーデン代表、現役)
彼はありえないゴールを決めることができるし、そのスキルで息を飲むような瞬間を作り出すことができる。だが、彼はバロンドールを勝ち取ったことはない。トップレベルにおける能力を一貫して証明してきたし、リーグにおける成功では驚異的な記録も持っている。2003年から2011年までは、3つの国の5つのクラブで8つのタイトルを勝ち取った。スウェーデン代表のキャプテンはいまだチャンピオンズリーグで優勝したことがなく、それが不利になってきたのかもしれない。だが、プレーできた時はいつだってゴールを決めてきた。わずか1シーズンのみの在籍でしばしば失敗とみなされるバルセロナ時代も29試合で16ゴールを決めている。

◆MFアンドレス・イニエスタ(スペイン代表、現役)
そのテクニックとビジョンで見る者を魅了するイニエスタ。急所を突くそのパスは近年のバルセロナとスペイン代表の成功においてキーファクターになっている。チャビ同様に人目を引く人物ではないが、そのボールテクニックはフィジカル的欠乏を補って余りある。彼は当世代において最もビッグゲームに強い選手のひとりだ。クラブと国のために極めて重要なゴールを決めてきた。とりわけ、2009年のCL準決勝対チェルシー戦、2010年W杯決勝戦などで。バロンドールにおいては2010年に2位、2012年に3位となっている。だが、今やこの賞を勝ち取るチャンスは悲しいことに過ぎていったのかもしれない。

◆MFスティーヴン・ジェラード(元イングランド代表、現役)
彼にはリヴァプールを去る機会が何度があった。そうすればより多くのトロフィーを勝ち取る結果になったかもしれない。だが、彼は少年時代からのクラブに常に忠実であった。2003年からキャプテンを務め、2015年夏についにクラブを去った。中盤において全ての仕事を成し得るそのプレーで全盛期には世界最高のひとりであった。チャンピオンズリーグ決勝で奇跡的な勝利を収めた2005年にはバロンドールで3位になった。

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