1: 名無し@サカサカ10 2018/07/31(火) 23:23:21.58 _USER9
森保発言の真意とは――。8月18日に開幕するジャカルタ・アジア大会(一部先行開幕競技あり)に臨む2020年東京五輪世代のU―21日本代表を率いる森保一監督(49)が30日、
都内でスタッフ会議を開催し、ベストチーム編成を断言した。さらに、アジア大会で目立った活躍を見せれば、兼務するA代表に大抜てきする考えも示した。この構想の裏には深謀遠慮の“ポイチ流交渉術”があった。

兼任となり初めて五輪代表のミーティングを行った森保監督は「五輪とA代表の2つの仕事をやってもらうと(スタッフに)説明してお願いした。
仕事を増やして申し訳ないが、そこを了承してもらった」と、A代表の初陣となる国際親善試合チリ戦(9月7日、札幌)、同コスタリカ戦(同11日、吹田)に向けて自身と同じく兼務することを正式に要請した。

そして、目前に控えるアジア大会のメンバー選考の最終的な絞り込み作業にも取り組み「だいたい固まった」と語った指揮官は、充実した表情でこう続けた。
「(1クラブ1人の)枠の中なら(クラブは)出していただける。ケガ人とか、あとは(枠以上の)プラスアルファは交渉できる、できないというところはあるけど。基本的なところは、その中のベストメンバーは(呼べる)」

五輪世代のチームが参加するアジア大会は、クラブ側に選手派遣の義務がない上、シーズン中の開催とあってメンバー選びに四苦八苦。2010年の関塚ジャパンは約3分の1を大学生で編成した。
14年の手倉森ジャパンではクラブで出場機会が少ないメンバーが多かったことが幸いしてベストに近い面々が参加できたが、東京五輪世代はクラブでレギュラーの選手も多く、Jクラブとの交渉で難航も予想された。

しかし、今回は森保監督の希望がほぼ通った格好。有望株を招集できた手応えもあってアジア大会メンバーからA代表に抜てきする可能性を問われると、指揮官は「もちろんそう。全然あります」と断言した。
指揮官があえて“ニンジン”をぶら下げたのは選手たちのヤル気を引き出すためだけではない。Jクラブ側が五輪活動に選手派遣の協力をしてくれれば、人気と知名度が一気に全国区になるA代表選出のチャンスが広がるというメッセージなのだ。

すでに森保ジャパンが積極的な世代交代の実現を目指す方針を語ったことも“布石”だったと言える。

兼任の立場をうまく利用した森保監督のしたたかな戦略。クラブ側に「A代表入り」という大きなメリットがあれば、五輪活動の選手招集に協力するクラブが増えそうだ。
今後も兼任監督として多くの難局に直面するはずだが、それを乗り越えるために指揮官の言動が大きなカギとなるはずだ。

2018年7月31日 16時30分 東スポWeb
http://news.livedoor.com/article/detail/15091551/

写真
no title

続きを読む