1:Egg ★:2018/07/26(木) 22:58:21.91 ID:CAP_USER9.net
文・インタビュー:ジョヴァンニ・バッティスタ・オリヴェーロ
翻訳:小川光生

「GKのミスというのは元来目立つもの」(マルケジャーニ)

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カワシマのロシアでのプレーを分析するのに、私は2人の友人に助けを求めた。

いずれも、世界で最も難儀な職業のひとつである代表GKの役を、「GK大国イタリア」という看板を背負いながら担ってきた人物たちである。

一人目は、ルカ・マルケジャーニ。セリエAではラツィオ、キエーヴォなどでプレー。代表では、主にジャンルカ・パリュウカのサブとして、1992年から96年まで通算9試合に出場している。現在は、テレビ解説者として独特な視点からの分析が視聴者に好評だ。

そのマルケジャーニが言う。
「今回のW杯においてカワシマが見せた技術的なミスは、2つのみだと思う。一つ目は、コロンビア戦、フアン・キンテーロのグランダーのFKをゴールにしてしまったこと。二つ目は、セネガル戦の中途半端なパンチングによる失点だ」

「まず、コロンビア戦のケースから解説していきたいと思う。シュートは壁の下を通っている。弾道が見えにくくなっていたことには同情するが、キンテーロがシュートを打った瞬間、そのことも予想しながらもう少し早く始動するべきだった。また、その後の動きももう少し迅速にできたのではないかと思う。確かに不運な面もあったが、代表GKならやはり止めてほしいゴールではあった」

「次にセネガル戦での失点だが、キャッチにいくかパンチングにいくか。それはGKそれぞれの考え方だ。ただ、いずれにしろカワシマはもう少しアグレッシブにボールに向かっていくべきだった。GKはエリアの中では守られている存在だ。たとえ、寄せてきていたサディオ・マネとの接触があったとしても、レフェリーは敵のファウルをとる可能性が高い。私なら、マネの動きが目に入っていたとしても、もっとずる賢くブロックを作るような形でキャッチ、あるいはパンチングにいく。それで衝突しても歩があるのはGKのほうだ」

「GKのミスというのは元来目立つものだが、今大会のカワシマには好セーブも何本もあった。セネガル戦の38分のセーブ、あるいはベルギー戦で再三見せた好守備。彼が防いだ失点は決して少なくなかった」

つづく

7/25(水) 18:06配信サッカーキング
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180725-00798574-soccerk-socc&p=1

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