福西崇史が確信した日本の戦い方「W杯でのスタイルが強豪への道」
1:サイカイへのショートカット ★:2018/07/04(水) 21:40:54.66 ID:CAP_USER9.net
「W杯でのスタイルが強豪への道」福西崇史が確信した日本の戦い方。
7/4(水) 17:31配信 Number Web
http://number.bunshun.jp/articles/-/831242
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180704-00831242-number-socc
ベルギーをギリギリまで追い詰めた日本の戦いは世界中から賞賛された。この道の先に、光は確かに見えている。
ベルギー戦、2-0とリードした瞬間は相手に焦りが生まれて、“いけるんじゃないか”という期待感が正直ありました。
しかしそこからベルギーはギアを一気に上げてきた。日本としてはスペインを破ったロシアやドイツ戦でのメキシコのように粘って活路を見出したかったですが、ベルギーの地力に屈しました。
とはいえベスト8進出に大きく近づいたのは事実。それだけに悔しさが残ります。
ベルギーに強豪国としての底力を感じたのは、リードされた場合のプランを明確に練っていて、選手たちがそれをピッチ上ですぐ実行したことです。
分かりやすいのが長身のMFフェライニの投入でした。スタメンのルカクに加えて、中央に190cm台の選手を送り込み、クロスで勝負をかけようという明確な狙いでした。
それに対してクロスの出し手となるアザールらは、日本のマーカーを細かく揺さぶるようなボールの動かし方から、ふわっとしたボールをゴール前に供給した。
フェライニのヘッドで2-2の同点にされたシーンは象徴的でしたね。そして後半アディショナルタイムの高速カウンターも、あれだけの体力がまだ残っているのか……と差を痛感しました。
ただ、日本が本当によく闘ったのは事実。同じ代表ユニフォームを着た人間として、本当に誇らしい90分間でした。
■チームとしての戦い方が固まっていた。
今大会の日本を振り返ると、開幕2カ月前に西野監督が就任したという状況の中で、よくここまでチーム一体になれたなというのが正直な思いです。
(中略)
相手にとって「どんな攻撃で来るんだ?」と迷わせるようなサッカーができたことは、日本サッカー全体にとって大きな自信になるはずです。
長年言われているところですが、相手の厳しいプレッシャーがある中でも高い技術力を出せるかなど、個の能力を引き上げていくことは今回も課題として突きつけられました。
ただそれと同時に、攻守ともに犠牲心を持ち、ピッチに立つ全員がイメージを共有することが、チーム力に直結した。
大会通じて選手たちと西野監督らスタッフがミーティングを数多くこなし、お互いの考え方を一致させてチームとして団結する。これは日本にとって不可欠なものだと感じました。
今回のベルギー戦のように、強豪相手には守勢に回らざるを得ない局面も出てくるのは事実です。
それでも相手を慌てさせる攻撃の怖さを見せられた。それはとても大きな自信になるはずだし、今後も日本が世界の強豪相手に渡り合っていくために、今回のW杯での戦い方は指針となったはずです。
■このスタイルを継続するのが大切。
W杯でひと区切りついた形になりますが、来年1月にはアジアカップが控えるなど、日本代表の強化は継続していく必要があります。その一方で長谷部が代表引退を表明するなど、世代交代が一気に進む可能性があります。
今回招集外となったメンバー、そして東京五輪世代などの若手など新たな顔も増えてくるでしょうが、ロシアで示したスタイルを継続していく。それこそが日本が強豪国に追いつくための道ではないでしょうか。
7/4(水) 17:31配信 Number Web
http://number.bunshun.jp/articles/-/831242
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180704-00831242-number-socc
ベルギーをギリギリまで追い詰めた日本の戦いは世界中から賞賛された。この道の先に、光は確かに見えている。
ベルギー戦、2-0とリードした瞬間は相手に焦りが生まれて、“いけるんじゃないか”という期待感が正直ありました。
しかしそこからベルギーはギアを一気に上げてきた。日本としてはスペインを破ったロシアやドイツ戦でのメキシコのように粘って活路を見出したかったですが、ベルギーの地力に屈しました。
とはいえベスト8進出に大きく近づいたのは事実。それだけに悔しさが残ります。
ベルギーに強豪国としての底力を感じたのは、リードされた場合のプランを明確に練っていて、選手たちがそれをピッチ上ですぐ実行したことです。
分かりやすいのが長身のMFフェライニの投入でした。スタメンのルカクに加えて、中央に190cm台の選手を送り込み、クロスで勝負をかけようという明確な狙いでした。
それに対してクロスの出し手となるアザールらは、日本のマーカーを細かく揺さぶるようなボールの動かし方から、ふわっとしたボールをゴール前に供給した。
フェライニのヘッドで2-2の同点にされたシーンは象徴的でしたね。そして後半アディショナルタイムの高速カウンターも、あれだけの体力がまだ残っているのか……と差を痛感しました。
ただ、日本が本当によく闘ったのは事実。同じ代表ユニフォームを着た人間として、本当に誇らしい90分間でした。
■チームとしての戦い方が固まっていた。
今大会の日本を振り返ると、開幕2カ月前に西野監督が就任したという状況の中で、よくここまでチーム一体になれたなというのが正直な思いです。
(中略)
相手にとって「どんな攻撃で来るんだ?」と迷わせるようなサッカーができたことは、日本サッカー全体にとって大きな自信になるはずです。
長年言われているところですが、相手の厳しいプレッシャーがある中でも高い技術力を出せるかなど、個の能力を引き上げていくことは今回も課題として突きつけられました。
ただそれと同時に、攻守ともに犠牲心を持ち、ピッチに立つ全員がイメージを共有することが、チーム力に直結した。
大会通じて選手たちと西野監督らスタッフがミーティングを数多くこなし、お互いの考え方を一致させてチームとして団結する。これは日本にとって不可欠なものだと感じました。
今回のベルギー戦のように、強豪相手には守勢に回らざるを得ない局面も出てくるのは事実です。
それでも相手を慌てさせる攻撃の怖さを見せられた。それはとても大きな自信になるはずだし、今後も日本が世界の強豪相手に渡り合っていくために、今回のW杯での戦い方は指針となったはずです。
■このスタイルを継続するのが大切。
W杯でひと区切りついた形になりますが、来年1月にはアジアカップが控えるなど、日本代表の強化は継続していく必要があります。その一方で長谷部が代表引退を表明するなど、世代交代が一気に進む可能性があります。
今回招集外となったメンバー、そして東京五輪世代などの若手など新たな顔も増えてくるでしょうが、ロシアで示したスタイルを継続していく。それこそが日本が強豪国に追いつくための道ではないでしょうか。