1:ばーど ★:2018/07/03(火) 11:33:57.10 ID:CAP_USER9.net


■後半アディショナルタイムの被弾を冷静に分析「一瞬スイッチが切れた」

世界との差を埋めるためには何が必要だったのか。プレミアリーグのサウサンプトンでプレーする日本代表DF吉田麻也は、その答えの一つとして「トップレベルでの経験」を挙げ、これから日本代表を担う選手たちのステップアップを要求している。

現地時間2日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦、日本はFIFAランキング3位のベルギーと激突。後半立ち上がりにMF原口元気とMF乾貴士のゴールでリードを奪ったが、グループリーグから3戦連続失点中の守備はこの日も踏ん張り切れず。後半24分と29分に立て続けに失点すると、後半アディショナルタイムには高速カウンターからMFケビン・デ・ブライネに持ち込まれ、最後は途中出場MFナセル・シャドリに押し込まれて2-3で敗北した。

「最後は全力で戻りましたけど、デ・ブライネが非常に速かったし、トップスピードであのパフォーマンスを出せるのが彼だけではないですよね。冷静にスルーできるルカクもあったし。ああいう失点はスイス戦でもやっていましたし、一瞬スイッチが切れたんじゃないかと。そういうのを含めて精神的に脆い」

ディフェンスリーダーの吉田は決勝点を奪われたシーンを振り返り、日本の脆さを指摘した。「試合の終わらせ方とか試合の運び方は、まだまだベルギーのような大国とはだいぶ差があると感じました」と率直な意見を述べた。

課題とされているセットプレー時の守備や、海外選手との体格差については「今日や明日には変わらない」と指摘し、「育成のところから変えない」と育成面からの改革を協会側にも要求した。
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■「いきなりやれと言われても難しい」

そして、これからの代表を担う若手・中堅選手には本場の欧州でさらなる経験を積んでほしいと語っている。

「(昌子)源とか(柴崎)岳とか、まだ国際的な経験が少ないなかでも大会中に成長したし、まだ足りないと思った部分もある。4年前も思ったけど、たくさんの選手がヨーロッパでプレーして、もまれて、学んでいかなければいけないんじゃないかと思う。源にも(植田)直通にも言っているし、(鈴木)大輔にも(2012年のロンドン)五輪の時から言っている」

吉田はオランダのVVVフェンロと英プレミアリーグのサウサンプトンでプレー。特にサウサンプトンではベルギー代表FWロメル・ルカクやFWエデン・アザール、デ・ブライネらワールドクラスの選手と毎週末のように対戦してきた。「彼らと対峙していないと、いきなりやれと言われても難しい」と言葉には実感がこもる。

「そういう経験値の部分は次の4年で高めないといけない。4年前も同じことを言いましたけど、ここで終わりじゃない。ベスト16で優勝候補に良い試合をしたという美談で終わらせず、課題からしっかり学んでやるべきことを選手も協会も学んでいかないといけない」

最終ラインから日本を支えた男は、日本代表のレベルが底上げされることを熱望していた。

7/3(火) 10:50
Football ZONE web
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180703-00118755-soccermzw-socc
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