1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/01/08(金) 07:42:11.01 ID:CAP_USER*.net
Sportiva 2016.01.06
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/wfootball/2016/01/06/post_921/index.php

2015年は原口元気にとって大きな転換点となる1年だった。14年夏、中学時代から所属していた浦和レッズから、ドイツのヘルタ・ベルリンへ。最初の14~15シーズン途中には、チームの成績不振による監督交代を経験。ダルダイ新監督就任直後から6試合連続で試合出場がなくなった。
 
だが、第25節、第26節に途中出場すると、第27節からシーズン終了までは先発が続いた。そしてダルダイが続投した今季の前半戦、不出場は1試合のみ。さらに出場した試合は、リーグ戦、カップ戦ともに、1試合を除いて先発した。
 
原口のレギュラー定着と比例するかのようにベルリンも戦いを安定させ、今季は前半戦を3位で折り返した。昨季は15位フィニッシュ。ここ5年は1部と2部を行ったり来たりしていたヘルタにとって、意外な結果という他に表現が見当たらない。ブンデス前半戦最大のサプライズといっていい。
 
ヘルタの何が変わったのか。一時帰国中の原口に聞いた。

「全然、チームとして変わりましたね。攻撃も守備も、やるべきことが明確になっています。選手の側からしたらすごくやりやすいですし、チームとしてもそれが連動しているので、やりやすさを感じています」

76年生まれのダルダイ監督の評判は必ずしも芳しいものではない。外部との対応を含めて、人格的にも評価されていた前任のルフカイ監督とは、何かと比較されがちだ。だが、ダルダイの采配そのものは的確だと、原口は感じているようだ。ダルダイは、ブンデスの中堅から下位にありがちな、パワーとスピード任せのサッカーから脱却を図った、と言う。

「緻密さがあると思うんです。結構細かく相手をスカウティングして、それによって選手を変えたり、今回はこう攻めようとかいう話に、毎回時間を使っている。イメージですけど、ブンデスの下のチームって、結構アバウトにサッカーやっているなと思う。守備を頑張って、ハードワークしてカウンター、というのが真ん中から下のチームだと思うんです。

対戦していても、『こいつら、どうやりたいかわかってないな』というのがあるんですよね。僕たちにも去年は『これ、どうやったらいいんだろう』というのがあった。そういうバラバラ感を他の下位のチームには感じるし、今は正直、そういうチームに負ける感じはしないんです」緻密な分析と細かな戦術。そこに絶妙なバランスを感じると原口は言う。

「(日本)代表だと(決まりごとが)もっと細かくて、それを全部頭に入れて表現しようとすると難しいんですけど、(ダルダイ監督は)ある意味ピンポイント。指示が少ない中で、的確にできているかな、と。それで迷わずできるというか。そういうところはうまいのかなと思います。細かすぎないけど、ちゃんと決まりごとはある」

だからこそ、後半戦に向けても手応えを感じている。 

「もちろん流れというのがあるので、勝てない時期とかもあるのかもしれないですけど、粘り強く戦えるチームなので大崩れはしないかな、と」仮にこのまま3位でフィニッシュすれば、来季はチャンピオンズリーグ(CL)を戦うことができる。原口にとってCL出場は目標の一つではあったが、ヘルタでそれを経験することは想定外だった。

「CLはもっと上のクラブに行ってから出るイメージだったので。でもヘルタで出られたら一番うれしいですね」

一方で原口は、自身の今季の出来には満足していなかった。「チームのためのプレーが伸びた反面、自分の結果、数字が足りないので複雑といえば複雑なんですけど、その両方を求めて後半戦はやりたい。両方を求めて両方できたらそれこそ上のクラブに行けると思うし、片一方だけで器用貧乏、チームの歯車だけにはなりたくないし」

>>2以降につづく

2: Egg ★@\(^o^)/ 2016/01/08(金) 07:42:35.13 ID:CAP_USER*.net
そして、少し語気を強めて続けた。「チームで一番活躍したい。はい、そう思います」ピッチで手応えを得ながら、昨年は結婚もした。穏やかな口調と表情から、公私ともに充実していることがうかがえる。

「いろいろ落ち着きましたね。冷静に、良い時も悪い時も客観視して自分を見れているなというのがあるし、一喜一憂はしなくなったというのもあります」血気盛んでならした、少し感情の起伏の激しかった原口も大人になったのかと思いきや、そうではない一面も残っていた。

「味方とぶつかったり、喧嘩っぽくなることはありますよ。でも、ドイツだと普通だし、結構やり合わないと分からないしね。『お前は日本人っぽくないな』と言われることもあります。『ハジメ(細貝萌)みたいに、日本人選手はおとなしいんだろ? でもお前、ちょっと日本人じゃないのか?』と。『常にアグレッシブだな』みたいな感じなんですかね」

間もなく後半戦が始まる。本気でCLを狙いにいきたいところではあるが、原口に焦りはない。「2015年は自分の目標に近づけた年かなと思うので、引き続きやっていきたい。別にボーンって上昇する必要はないと思う。

少しずつ積み重ねて、自分のペースで自分の目標に向かっていく年にできたらいいなと思っています」

後半戦、ヘルタと原口はどんな戦いを見せるだろうか。(おわり)

写真 原口元気選手
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ヘルタ・ベルリン公式HP プロフィール
http://www.herthabsc.de/de/teams/profis/page/133-383-133--.html?p=342&t=html/portraits&id=17434
引用元http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1452206531/

 
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